世の中には、G20や国連など世界レベルの高官が存在しています。しかし、本物のハイレベル協議は実のところ大手メディアとは無縁です。大手メディアによる垂れ流しレベルの情報は、日本国内向けでしかないのです。
しかし、最近は日本国内でも通用しなくなってきています。その証拠に、ローレベル協議は国境にこだわる傾向があります。主な議題は利害調整でしかなく、とことん日本的な内容の軸は支配権の争奪です。これを金融でも経済でも貿易でも延々繰り返してきたのが戦後72年でした。
そして、言うまでもなく現政権が継続できるのはアメリカによる暗黙の了解です。しかし、現在行われているハイレベル協議に現内閣の出る幕はないようです。なぜなら、本物のハイレベル協議の軸は国の利害ではないからです。参加する本物の首脳に国境の概念などありません。
これまでの仕組みでは1%の息のかかった人物しか参加できませんでした。しかし、ダボス会議に見られるように日本的な人間は無用とされるようになったのです。これからは、本物の地球レベルの諸問題に対処可能な適正な人材選出の仕組みが必要です。
国境を超えた本物の議論ができる知性と資質が求められています。現在の顔ぶれも、まだまだ修正が必要ですが、少なくとも1%犬ポチの政治家や企業家が一辺倒ではなくなりました。1%犬ポチによる地球規模の議論は無意味なのです。
日本でしか通用しないような（日本でも通用しなくなってきた）政治家や企業などは論外中の論外であり、そんなことは地球規模のハイレベル協議の出席者は織り込み済みのようです。しかし、一方で自衛隊の潜在能力は高く評価されています。万が一の場合、活動に参加する余地は残しておきたいものです。
さて、北朝鮮についてはすでに落としどころは決まっているようです。米韓軍事演習は演習ではなく、一部の特殊部隊は演習の前から暫時作戦行動をとっていると見るべきです。標的は金正恩の捕縛または排除であり、統治機能の中枢を殲滅し、事実上の権限委譲を北朝鮮内部によるクーデターに見せかけるのです。
同時に金正男の息子を時期宰相（暫定政権）に据え、基本的人権を尊重する民主主義国家の体裁を整えます。この間は米ロ中の共同統治というわけで、米中会談はその間のパフォーマンスにしか過ぎません。
いつの間にか北の暴君は姿を消し、別の首領様に入れ替わる。血は一切流れない。軍人はもとより、一般人の血は一滴も流れないのがベストでしょう。もちろん、水面下での粛清は熾烈を極めることになりそうです。
それでも問題は残ります。北朝鮮人民の意識が長年の隷属支配に埋没し過ぎて追いつかなくなるからです。国民主権など考えもしなかった人民に一夜明けると世界が一変すれば、混乱は止むを得ないでしょう。
しかし、これを笑う資格が日本人にあるかどうかです。日本国内でしか通用しない知識や世間体で決して引けを取らないと自負しつつも、意識の低い日本人が大半を占めているのが日本という実態です。
大手メディアを見ても、現政権がいまだに成立しているようでは企業として存続できるのは、民度が低い揺るがぬ証拠になっているのです。日本は決して北朝鮮を笑えないし、韓国と比べてもさほど変わりがありません。あらゆるハイレベル協議には指一本触れることは許されず、蚊帳の外なのが日本なのです。
ハイレベル協議はそれぞれの国民の頭越しでどんどん変革を進めています。このことは、普通のメディアには掲載されないので誰も知ることはできません。中央集権の中枢にいても知らない人は知らないらしく、特に現内閣の閣僚にレクチャーされても理解できないでしょう。
つまり、日本の深刻な構造問題は全て筒抜けでありますが、基本的に問題がないように思えます。その理由はハイレベル協議の軸は主権意識であり、市民は居住するエリアの主権者であり、ひとり一人が主体になっているからです。だから尊重されているのです。
これを了とする意識を持ち合わせない人間は、そもそも参加資格がないはずです。要するに、子どもを守り育む意識の度合いであり、生命環境の守護が基本理念になっているのです。この意味で北朝鮮クーデターは地球の利益に叶うと言えるでしょう。
同様にシリアやアフリカの一部諸国の市民救済も優先度が極めて高いようです。そして、それは着々と進められています。本当の情報が現地の一般市民に届かないだけなのです。なぜ本当の情報が一般市民から遠ざけられるでしょうか？
それを知られると国内でしか通用しないこれまでの支配構造が総崩れになるからです。ハイレベル協議の参加者は基本正直な人たちが多く、もし正確に報道できるなら、かなりの数の一般市民は抵抗なく受け入れることでしょう。
しかし、意識レベルが日本的過ぎる人々には到底受け入れがたいものになるでしょう。何しろ構造が国境線で仕切られ、国ならまだしも、県や市町村レベルでしか考えることができない田舎者の閉鎖的思考だからです。
いくら高学歴でも、数ヶ国語を操る国際派でも、基本が1%では国際社会では相手にされることはありません。すでに最後通告は日本の中枢にも及んでいると思われます。ただし、意識レベルが段違いで、それに気づかないのです。その意味するところが理解できないのです。
北朝鮮問題がこじれると局地的には惨劇が繰り広げられる可能性があります。日本に影響が及ぶ可能性もゼロではないでしょう。もし、北朝鮮の作戦に狂いが生じ、リアルタイムで軍事行動が明るみになって、一番胆を冷やすのは他ならぬ現政権なのです。
重要なのは、日本に住む一般市民の意識レベルです。意識を向けて見守るしかないですが、見えないものは意識を凝らして透視するしかないのです。ハイレベル協議が誤った結論や、間違った方針で戦争に至る可能性もあります。しかし、それも含めて変革の痛みなのです。
日本人は長い間、日本国内でしか通用しない支配に甘んじてきました。国際社会では相手にされず、ハイレベル協議に参加する人物も少なく、いつまでも頭越しに結論を出され、出た結果に従って行動するしかない二等三等民族なのは間違いないでしょう。
アジアは中国主導になり、それはそれでいいですが、日本人が参加できないのは問題です。このままでは、いつまでたっても地球レベルの人材は育たないでしょう。教育勅語や銃剣道などの教育カリキュラムではどうにもならないのです。
今まで散々ぬるま湯に浸って1%支配に甘んじてきたのですから、日本の年寄りは偉そうにモノを言う前に、若者に説教する資格があるか今一度考えるべきです。やはりここまでくれば中央集権のグローバル・リセットに挑むしかなさそうです。
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