現総理大臣の支持率はすでに10%以下。人心が離れ、誰も興味がないから、反応もないのです。しかし、引導を渡す賢人が一向に現れないのが日本という国です。
死ぬ前から引導が渡せない人間もいるようです。日本には優れた賢人がひっそりと田舎で暮らしていますが、誰も名乗り出ません。なぜなら、こんな人間の引導渡しを引き受けても結果が見えているからです。君子危うきに近づかずです。
しかし、救いがないわけではなく、穏健派の賢人が名乗りを上げないのであれば、まず、エクソシストに頼んで悪魔払いをしてもらうべきです。功を奏して悪魔が退散したら、ひょっとして一人くらい賢人が名乗りを上げるかも知れません。
もちろん、これは死者の場合ですが、人間の場合も業があるようです。世界中の中央集権は業を集め過ぎてどうにもならない有様です。しかし、タイムラインは決まっているのです。二度と上昇するということはないということです。
その間、それぞれの罪業に従って足を引っ張り合い、三つ巴、四つ巴の内紛に明け暮れています。
今の日本人は老いも若きもまさにその真っ最中です。いつものことと分かっていても、その他大勢は一体何をやっているのでしょうか。
信用は地の底まで落下し、周囲は真っ暗闇になりました。それでも既得権益を握って離しません。であれば、遥か上空でその糸を切ればいいのです。組織は組織内外に賢人役を頼める人を確保しておくべきです。
重鎮がその役目を負うこともありますが、まったく新しい新人が彗星のように現れてその任にあたる場合もあります。いずれの場合も、その役割を負った人を正しく見極めて、目立たないようにサポートする一定数を超える意識の集合体が不可欠です。
100人いれば、3名ほどの候補者がいますが、それぞれにおよそ30名ほどのサポーターが必要になります。3名の中で最も適した人物が推挙され、全員がその人物を支援しないまでも、概ね60名の後押しを得ます。
賢人役となった人物は、それまでのトップと主な取り巻きに引導を渡すことになります。勝負は7日ですが、ほとんどの場合7日では短すぎます。しかし、7×7＝49日以内に決着がつかなければ最悪の場合、賢人がスポイルされることになるのです。
本来ならば、これが選挙システムになります。アメリカでもフランスでも旧体制に引導が渡されています。ところが日本では、実質支持率10%以下の現総理内閣が血道を上げて賢人役の排除をしています。加えてマスコミを囲い込み、情報統制で敵対者を封じ込めているのです。
本来、個々の意志が尊重されるべき国民の代表（国会議員）を、恣意的な特定勢力で固めます。これで盤石の半永久政権ができたと思いきや、肝心の国民の関心はほとんどありません。なぜなら、頼みの1%が事実上消滅し、もはや軍国日本の再興なんて誰も望んでいないからです。
植民地支配継続のための装置や官僚制もうっとうしいだけで、売り先のない核燃料生産も必要ありません。普通の日本人のニーズと全て食い違う現政権を支持する理由が見つからないのです。それでも、引導を渡せない。いや、渡せないのではない、渡す価値がないのです。では、どうするのでしょうか？
賢人が引導を渡せないとすれば、現政権は地上にとどまれば悪霊になり、様々な祟りを引き起こす厄介者になります。その厄介者の代表の苦しむ様子をしばらく見せつけたらどうでしょうか？余りのむごたらしい姿に恐れおののき、取り巻き連中が次々に離散するでしょう。その間に膿を出し切れれば良いのです。無数の金魚の糞をひとり一人排除する手間が省けます。
一般市民、その他大勢の中にも日和見でうたた寝をしている層があります。すでに身に災いが降り掛かっているのですが、それでも知らぬ存ぜぬなのは、我が身が一番だからです。この層にいる人間は、子孫や他人にはほとんど興味がないようです。
賢人が引導を渡さない限り、このような平均的日本人に浮上の目はないでしょう。むしろ、一緒に地底に引きづり降ろされても文句は言えません。とはいえ、そう長い間ではないでしょう。時間は人それぞれ感じ方が違うので一概には言えませんが、今しばらくの辛抱といったところです。
なぜなら、政権も官僚も大企業も粛々と滅びに向かっているからです。一方、世界は粛々と開放へ向かっています。少なくとも戦後72年、植民地体制でつないだ果ての現総理大臣の命運は尽きているのです。
どうして賢人が来てくれないのでしょうか？それは悪魔払いが先だからです。なんで引導を渡してやれないのでしょうか？それは今の姿で光を浴びたら、魂が燃え尽きてなくなってしまうからです。
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