私が、今後どのくらい生きるかは知りませんが、人生の半分が過ぎ、随分と長きに渡り騙された感があります。今頃世の中の仕組みがわかっても手遅れですが、知らないよりは知った方がいいでしょう。
ところがどっこい、わかってみると何とも居心地が悪く感じるのです。日本に生まれると自動的に一般的日本人と同じ振る舞いをしないと超面倒臭いことになります。無理をして違う生き方をするつもりはないですが、テレビも紙媒体も何もかも外れた人間をまったく相手にしていません。まるで、日本人とは「マスゴミの論調に頷くのが当たり前」と言わんばかりの世の中になっています。
広告代理店最大手の電通は、「平均的世論はこんなもんだろう」と決めつけた価値観しか認めていません。つまり、「大多数はこうなのだから、あなたも理解を示せ」と言いたいのでしょう。
さて、このような現実と虚構の乖離がこれから延々と続くと思うと生きる気力が萎えてきます。これは、相当精神衛生上よくありません。こんな雰囲気で毎日楽しく、充実して生きられる人のメンタリティは世界の七不思議です。
SNSなどそれとなくいろいろな人の意見を見てみようとしますが、電通のお達しが邪魔をしてきます。主なポータルサイトのニュースはどれも同じで、エンタメ系のネタまで右に倣えになっています。いくつかのブログやブログまとめサイトもチェックすると、もし当サイトまで規制がかかれば、真実を伝えるための居場所がなくなってしまいます。
そして、電通はじめマスコミや政府関係者は理解していると思いますが、鬱積した不満のはけ口を塞ぐのは愚の骨頂です。世界を見ても、普通の日本人のメディアリテラシーのレベルは相当高いように思います。一方、マスコミ業界に勤めている人ほどリテラシーは低く情弱です。
と、いうわけで実際、次期総理にふさわしい人物はいないようですし、70年前に遡って議会制民主主義とやらをやり直さない限り、健全与党も健全野党も生まれないでしょう。日本の三権分裂は国内勢力の健全な育成を一切顧みませんでした。GHQご推奨の政治家、議会、地方自治、あとは軍産学共同体だけがWin-Winな仕組みになっています。
行政も同じで植民地独裁社会主義経営なので、今さら政治家になって国を良くしようなどと言う人は出てきません。なぜ、もっと身を捨てる覚悟の人材を育てなかったのでしょうか?喜んで政治業界に身を投げて、我が身を捨てて雑巾がけする若者なんて掃いて捨てるほどいると思ったのでしょうか?
政治家への登竜門、官僚だって政治家を目指す人は稀です。弁護士、医療、あとは大企業からのご推薦を待っているのでしょうか?一般市民に身近な行政(最小行政単位)の役人を別とすれば、それ以外の役人の何%が現状の中央集権を支持しているのでしょうか?
支持するだけに留まらず、次の担い手に成ろうとする意志があるのでしょうか?その前に落ち目のアメリカと手を切れるかどうかです。手を切れないから自公の閉塞状態は延々と続くでしょう。早い話、誰も手を切る勇気がないのです。そんな火中の栗を拾う人材はいないので、閉塞状態は永遠に変わりません。
しかし、どちらにしても中央集権は持たないでしょう。なぜなら、後継者がいないからです。ところがどっこい、年功序列で下はポスト待ちでいっぱいらしいのです。そんな指示待ち人材の地位だけ狙いでは埒があきません。仕事ができる人材じゃないと話にならないからです。
心配ありません。安倍首相がきっとアメリカと手を切るはずです。少なくとも、その道筋をつけないと永遠に首相を辞めることができないからです。つまり、日本の三権分立、中央集権は安倍首相をして汚れ役を押し付けたいだけなのです。
返り討ちにあっても怯まないことです。最悪の場合、ヒラリーやブッシュと無理心中しても日本の生命と財産を守る義務があります。少なくともアメリカの対日官僚の一匹や二匹は道連れにしてくれないと困ります。例えお飾りでも総理大臣の意味がなくなっているようです。 |