159.「21世紀型人類」の時代が来つつある

奇妙な事件や事故が起きていることから考えてみると、今、日本のあらゆる仕組みが制度疲労を起こしているように思われます。早速、刷新されなければならないわけですが、多くの障害が立ちふさがっているのは明らかです。

ところが、2020年の東京オリンピックを始め、様々な利権が絡んでいるため、その利権既得者である政治家や官僚たち、そして大企業などはそれを死守し、どんなことをしてでも決して手放そうとはしないようです。

実際に、仕組みの頂点にいる勢力は欧米のグローバル企業を用いながら、遠心力を振りかざしています。しかし、巨大な遠心力を展開した時代は2016年11月のトランプ政権誕生によってすでに終わっているわけです。

それでも、これまで長い間その傘下で潤った日本の政治家や官僚、大企業幹部などは頑として現実を受け入れることができないままです。

例えば、金属疲労は分子構造を支える電子が抜けることで構造が不安定になることが分かっています。物質は金属や岩盤であってもいつかは疲労を起こし、やがて崩壊するものです。その基本原理が原子核の遠心力低下です。

世界で見てみると、石油はロシアが、金(ゴールド)は中国が保有しているため、それぞれアメリカから覇権を奪いつつあります。事実上、現在の世界構造の軸はすでにアメリカにはなく、構造モデルの入れ替えは自然界でも日常的に起きているのがわかります。

このような社会構造の変化は、なだらかに起こる場合もあれば、一気に様変わりすることもあり、そのたびに生命に大きな影響を受け、国や組織、民族が衰退することもあります。同時に、それによって更新される生命環境もあります。

金属疲労の場合は電子ですが、人間のつくる仕組みにも同じような非物質(エネルギー)の放出が伴うことがわかっています。では、次に始まる大きな遠心力、そして求心力とはどのようなものなのでしょうか?

いつの時代でも、遠心力は目に見えないため、その手がかりすら掴むことができないままです。だからこそ、私たちは求心力で何か特別な何かに引きつけられています。例えば、数年前まではハリウッドスターの出演する映画に引きつけられていましたが、そのツールもすでに終焉を迎え、今世界が見据えているのは生命環境の再生とそれに伴う公平で豊かな暮らしの仕組みづくりです。

この世界の仕組みを最適化するなら、人間は何もしない方がまだマシです。日課としては、観察することと最小限のメンテナンスのみで、あとは自然循環に任せるべきです。公平に分配するデザインが成り立つには、公共の仕組みに耐えうる意識レベルが前提となります。

結局、20世紀型人間が障壁となっているのは、洗脳が深いことから来る、それ以外の価値が全くわからないことです。もう一つの障壁が大都市にありますが、人工的なインフラなしでは生活が回りません。反面、人口集中や大きなカネが動き、日々の営みの基本単位が大きいことで銀行のような信用創造という闇が入り込んでしまっています。

ところが、ある期間を過ぎると矛盾や不条理が山積したことでもはやどうにもならなくなり、そのほとんどが人間の欲望に端を発するトラブルが原因ということが理解され始めています。今後、大量の人間が代謝異常を起こし、さらにうつ病や癌などの病気が増えるものと考えられます。

これもビジネスモデルであり、教育やエンターテイメント、スポーツなど、何でもビジネスにしてきたという証拠です。そして、最後の手段が東日本大震災レベルの大災害と起こしてはならない核戦争です。

これまで国民の義務と称して税金を集め、それを企業に委託して運用し、儲かれば儲かった一部を着服し、損をしたら損切りで処理するのが金融資本主義であって、これもビジネスとされてきました。そして、何が何でも政治家になりたい連中をかき集め、数百万円を徴集するのもビジネスということです。

このようなことを今後も継続するのであれば、遠心力は瞬時に衰えるため、いずれ誰も見向きもしなくなります。もともと欠損した遠心力はマスメディアがいくらテレビや新聞などで改ざんやねつ造したところでどうにもならなくなるのは誰の目にも明らかです。

世界中の人々の関心は、すでに次のタイムラインを向いています。日本では少子高齢化と言われていますが、日本以外の国ではたくさんの子どもがこの世に誕生しています。彼らの目の前にあるタイムラインはもはや20世紀型人間では相手になりません。そんな彼らに過去100年も変わらない不条理を押し付ける権利は誰にもないわけです。

遠心力の残骸しか見ないすでに手遅れな政治家や官僚、大企業が今後もトップに君臨するのなら今度も政権交代などなく、日本は決定的に置いてけぼりにされることになります。

だからこそ、ロシアや中国、そして新生アメリカと新たな枠組みをつくり、次世代型公共の仕組みづくりへ一歩踏み出すべきです。

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