全く新しい語学学習・教育を受けられる社会・会社づくり

(22)新しい教育システム

私たちAtlasは、停滞した日本社会を大きく変化させるために、それを支える新しい教育システムの提案があります。「共栄共存社会」を作るための教育方針は、若いうちから様々な分野で試行錯誤を経験させることです。

どの分野で人々が潜在能力を持っているのか、現場で注意しながら判断し、方向性が見えたら適切な刺激を与えて「楽しい」という気持ちが壊れないように成功体験を積ませ、本人が持つ潜在能力を最大限に開花させていくという方法です。

教育を施す側が注意しければならないことは、まずマンツーマンで対応するということと、組織のチームワークで相乗効果を生み出すことです。また、時間や空間を越えた外部組織との提携も大きな相乗効果を生み出します。

これからの時代は、商品やサービスの品質と価格面で他者競合との熾烈な競争が続いていきます。したがって、中途半端な能力では通用しなくなり、表面的な魅力だけで人を集めただけの組織では、決して顧客のニーズに対応できなくなります。

だからこそ、人の潜在能力を見つけ出し、社内のチームワークや社外との提携関係によって相乗効果を生み出すために、創造的で情熱的な教育が必要となります。学校教育や学習塾など、入試のための詰め込み教育ではもはや限界があります。

文科省のように、個人を競争させることでそれを動機付けにするような教育では、社会に出てもすぐに居場所を失うことになります。また、学校教育を修了した後も生涯にわたって企業と学校を自由に行き来させる必要があります。

教育自体が、個人と社会の拠り所となり、疲れた心と体を休めさせて人生の方向性を転換させ、年齢を重ねるたびに次の段階に合わせた能力とやる気を提供する場になっていくべきです。英会話スクールは、新しい挑戦への意欲を引き出す場所として機能するようにします。

次の時代が到来した時、最も出遅れるのが教育分野です。日本で生活する以上、「共栄共存社会」が浸透するかどうかはそれを支える人材を適切な教育システムで育てることができるかどうかにかかっています。

(23)刺激することで興味や関心を持ってもらう

他者に刺激を与えることは、最初の段階で本人が自発的に興味や関心を持ってもらうためのきっかけとなります。自分自身で見つけるまでは、様々な学習体験を何度も繰り返しながら積ませていくしかありません。

通常、一度興味や関心を持った後というのは、無理に押し付けなくても能力が向上していくものです。そのためには、一人ひとりに合った本人に教育カリキュラムを作成し、効果的に実施していくことが重要です。

日本では20歳になると「成人」と認められ、選挙で投票したり、アルコールを飲めるようになりますが、日本人の平均的な精神年齢は28歳前後であるように思います。遅くても30歳までには何らかの専門家になっておくべきです。

専門家といっても学者や評論家ではなく、ある職業・業種のプロとして見習い期間を終了させることを意味しています。一般的に、義務教育というのはその教育を受ければ誰でも仕事をし、結婚し、子育てを行い、安心して老後を送ることができるとされています。

ところが、実際に仕事内容は限られており、特に大都市では結婚や子育てができる経済的な余裕などないのが現状です。政府が定めた義務教育自体が全く成立していない今、様々な教育を実験的に行う必要が出ています。

その間、Atlasではさまざまな人たちが、自分がこれがよいと思う教育をそれぞれ行ってみて、10年ぐらい経った段階で結果を評価して、方向性を決めていくということが現実的であると思います。

(24)学校卒業後の生涯学習(教育)制度

中学校での義務教育を終え、高校、大学、社会人と30歳までの教育については、これまで学習塾や予備校、語学スクールなど様々な試みがありました。今後、ますますユニークな教育方法を導入する民間企業から人材が社会に送り出されることになると思います。

Atlasマンツーマン英会話では、10代から80代までの会員が在籍していますが、受講者の平均年齢は30代です。つまり、高校・大学卒業後の10年後に、再び英語を学び直していることがわかります。

しかし、勤務終了後にレッスンを受講するため、18時に最も受講者が集中しています。私たちが提案する働き方/学び方は、勤務時間を半分の5時間にして、残りの3時間を使って民間の学校で学ぶというライフスタイルです。

学校運営の資金は、親と寄付、そして自分の給料から支払われ、30歳までには専門的分野のプロになることを目的とします。再びサラリーマンに戻るのではなく、フリーランスや起業など自立するための教育が目標となります。

アメリカでは、30歳を過ぎても大学に通う人が多いですが、それは社会経験を積んだことでさらに深く研究したいと考えているからです。決して、大学を卒業するとは考えていないわけです。しかし、日本の30歳はアメリカ人と比較すると自立心が明らかに足りていないことがわかります。

だからこそ、文科省主体の学校教育では何の意味もないことがわかってくると思います。当然、30歳になって仕事や生活に疲れ果ててしまう人もいるため、民間の学校でサポート体制を整える必要があります。

5つの視点(W5H1「何を」「なぜ」「どこで」「いつ」「どのように」)から「語学」と「情報リテラシー」を学ぶ


母国語である「日本語」や世界の入口である「英語」、未来を予測するための「歴史」、無知から解放されて自由になるための「政治」「社会」、直感だけに頼らないための「経済」「経営」、そして正解がない世の中で問題解決するための「宗教」「信仰心」を学び直します。

いつでも戻ってこれるシステムや、担当制にして専門のカウンセリングも行います。教育方法は、マンツーマンレッスンと自宅学習です。また、生活の中にも教育内容を取り込んでおきます。いつも問題意識を持ちながら学んでいくには最適です。

学問を学ぶためではなく、本当に必要なことをわかりやすく学び、それを勤務先と連動しながら実社会で試して理解していきます。教養自体はすぐに役立つことはないですが、長い人生を生きていると必ず必要な時がくるものです。

特に、ITや英語は生活や仕事の中で必要性が出てきますので、具体的にカリキュラムを作成して時間をかけて学んでいきます。今後、日本全体でこのような教育システムが構築されることになるものと私たちは考えています。

INDEX

07.政治や経済、教育を地域ごとで考える社会・会社づくり