英語を使って仕事をするという意味

03.英会話講師や語学カウンセラーの仕事について

      

参考までに実務的な英語についてのお話をしましょう。ただし、この内容が本当に良い内容だとは思いませんが、皆様にとって希望の持てる話になるかもしれません。

私は、25歳までに英語に関する様々な実務経験を積むことができましたが、28歳から数年間は英会話講師として、大人や子どもたちに英会話を教える仕事を経験しました。その時に同僚から聞いた話がありました。

その同僚の女性と同じマンションに住む女性の話なのですが、英語にかかわる仕事をしたいということで近所の子どもに英語を教えているというので、その同僚から紹介されて一度話をする機会はありました。

会う前は、「英語ができる方は大勢いるので、英語とこどもが好きな方なのだろう」と思っていたところ、同僚が言うには、「それがどうしても英語の仕事をしたいと英検3級を受験したらしいですよ」と聞いたのです。

なぜ彼女はTOEICではなく、さらに英検2級ではなくて、英検3級を受験したのでしょう。それは、普通の方は英語の資格やレベルについてまったく知識がないからです。しかし、もし自分に子どもがいて、子どもに良い英語教育を受けさせたいと思ったら、果たしてこのような方のところに通わせるでしょうか?

ちなみに、子ども英語に通わせる母親というのは、自分の英語能力はさておき、一般的に英語については目が肥えており、ネイティブ並の発音ができる日本人講師によるレッスンの様子など、実際に無料体験レッスンでチェックされています。

少し厳しい言い方をすれば、英検3級で英語を教えられるかどうかは、現在の日本では正直通用しないと思います。その方がどのようにレッスンをしているか、レッスン料金などは知りませんが、皆様にも自分も出来ると思っていただければと思ったのです。

英会話を教える仕事というのは、年齢に関係なく出来る仕事であり、こども英会話講師はこどもたちと関わる仕事ですので子育てが一段落したお母さんでも英語スキルがある方には向いているはずです。

あくまで大まかな目安になりますが、この仕事に必要な英会話力について箇条書きにしましたので、参考にしてください。

①こども英会話講師(小学生向け)
ごく簡単な基礎的な英会話力(会話文法的には中学英語レベル程度要)。

②中学生・高校生向けの英会話講師
日常英会話レベル以上の英会話力要。簡単な表現である程度幅広い話題について簡単にコメントできるレベル。

③語学カウンセラー、大人向け英会話講師
様々な幅広い話題についてある程度の高度な英会話運用能力と語彙、言い回しのストックがあり、それらを使って英語で自分なりに語れるレベル。

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