英語を使って仕事をするという意味

04.通訳など英語を話す仕事

      

現実的に考えると、英語力がほぼなくても出来る国際的な仕事というのはないですが、日本語教師の仕事だけは例外になっています。

基本的に、人にモノを教える仕事なので性質的に親切な方が向いているのが教師の仕事です。英語力がほぼなくても出来るとはいえ、言語を扱う日本語教師というのは、国語(日本語の文法や用法)が得意で英語がある程度できる方で、外国人に対する日本語教育に熱意があり、親切な方ならば理想的な日本語教師になることが出来るはずです。

しかし、日本語を習う側の外国人にしてみれば、あくまで日本語を習いたいというのが目的なので、英語がペラペラではない人でも良いわけです。

そういった意味では、必ずしも英語は必要ではありませんが、コミュニケーション上や日本語でニュアンスを伝える際にカタコトでも英語を使ってコミュニケーションが取れれば仕事がしやすいという程度だと思います。

また、日本語教師だけではなく、外国人のお客様が多い店の販売員なども英語を使ってコミュニケーションを取ることができれば喜ばれることになり、TOEICなどの資格も求められることはないので気楽に出来る仕事だと思います。

一方、英語や英会話を活かした一番代表的な職業が通訳です。通訳だけではなく英語や英会話を話す能力を活かした仕事も他にたくさんあります。

通訳という仕事は、通訳というものを学ぶ養成学校があり、そのような養成学校で学んでから通訳者になる場合が一般的になっています。

通訳といっても、企業内通訳や通訳派遣会社などに登録するなど様々で、産業系などの専門分野の通訳などもあります。

英語を話す仕事なので帰国子女が有利な仕事にはなりますが、通訳の国家資格に通訳案内士というものがあります。訪日外国人観光客向けの通訳ですが、観光通訳であれば日本の歴史や文化、習慣などについての知識が必要です。

つまり、日本について外国人に紹介するし仕事内容になるので、帰国子女である必要はなく、国内で学んだ英語でも国家資格に向けた勉強をすればよいというわけです。留学経験がない方で通訳の仕事をしたい方にはお勧めな資格と仕事ではないでしょうか。

企業にお勤めの方の場合、外国人のアテンド通訳というものがあります。通訳者のアシスタント的な仕事にあたる内容のもので、人材派遣会社に登録してそのような仕事を足がかりに英語キャリアを積む方法もあります。

さらに、そこまで専門的ではなくても、観光案内所で外国人向けに英語で案内できる方を募集している自治体や団体があります。これは外国人とコミュニケーションをとるのが好きな方にお勧めです。

年齢はあまり関係ないので、子育てが一段落した中高年の主婦の方など英会話を活かした仕事をしたい方には合っていると思います。英語や英会話が出来る方というのは、中高年の方など50歳以上でもサービス産業的な職種では歓迎されています。

帰国子女の方など英会話に慣れている方にお勧めなのが、英語による電話オペレーターの仕事です。オペレーターにもホテルや家電の操作方法、企業のクレーム処理まで様々です。

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