こんなご時世では、ものすごい変化や変わり目、潮目が誰の目にも見えてきています。一見、人の上に立ち、指導者とかリーダーとか呼ばれる人は中身が充実していると、思われがちですがところが、そうでもありません。
人の意見を聞ける人や必要以上に我を張らない人は柔らかくスーッと風が吹き抜けるように滞りがありません。一方、中身が空っぽでどうも板につかない人が大勢います。「記憶にない」を連発するも、疑問符が残るのはまだまだ修行が足りないからでしょうか？
誰かの振り付けに従う空っぽは、本来の空っぽではなく、確かに自我は希薄かも知れないですが、その目的や波及効果を考えない指導者やリーダーなど１ミリも価値がないのです。今でも安倍首相が総理大臣であり続ける理由は、支配層が便利に利用できるからです。
今の政権は、この上なく使い勝手の良い24時間営業のコンビニ内閣なのです。20世紀後半であれば安倍内閣は最強だったかもしれませんが、しかし、事情は変わったのです。しかし安倍首相にはその変化に気づきません。それを取り巻く閣僚や官僚も感度が悪すぎます。
変わったのはその他大勢の一般市民であり、しかも年齢に関係なく毎日数万～数十万人単位で覚醒しているようです。考えてみると、平成元年生まれがもうすぐ30代に突入するほど時間が経ったということなのです。
さらに、彼らが20世紀の枠組みに問答無用で従うわけがありません。特に20歳以下の若者の意識構造は一昔前とは明らかに違います。彼らは一見、世の中の人並みに我が身を準えようとして生きてるかに見えます。
当然、ベルトコンベアに乗れば、自動的に昭和一桁世代が築いた植民地代理装置へ組み込まれるでしょう。団塊の世代以降、日本人のほとんどは問答無用に鋳型に押込められましたが、1980年代を過ぎて日本の高度成長は長期低落しました。
その理由は、やる気がなくなったからです。1990年以降の日本政府は、頭の中身は右肩上がりで官僚の描くシナリオはいつも及第点を取るための言い訳になっています。できようができまいが目標だけは高く掲げますが、実態などどうでもいいのです。
では、誰がその輝かしい目標を達成するのでしょうか？それは、99%のその他大勢です。官民問わず組織と名のつくモノの中間管理職はしゃかりきになってお尻を叩いていますが、しかし部下も上司もやる気が起きません。
業績は上がらないので、ここ25年ほど漂うのは諦めムードばかりでした。マスコミは側面射撃で日本はすごい、日本人は優秀だ、とはやし立てますが、日本人なら分かっているのです。美味しいところは大企業と官僚が持っていき、その余りを政体勢力がかすめ取っていることを。その他大勢はその残りかすすら回って来ません。
それどころか、政府を信用して預けた年金や郵便貯金などの資産を勝手に切り売りされているのです。連中に何を言っても始まらないし、時間の無駄以外の何ものでもありません。ただし、こちら側も対策は必要です。
それは、理屈で張り合わないことです。マスコミはその他大勢にこれでもか、これでもかと脳がインプットした途端に変化するへ理屈を押し付けてきます。日本人の場合、小中高の義務教育により脳がインプットした途端に変化するへ理屈でいっぱいになっている一般人はコロッと術にハマりやすいのです。
論理でははるかに勝っていますが、心情的にも道徳的にも断然優れています。しかし、理屈では勝てないのです。正論で対峙すれば負けるに決まっている電通による世論誘導ですが、何しろ、相手は中身空っぽの戦略で泳いでいるのです。
しかし、寝首をかく役回りができる人材は限られていることから、できる人は言われなくてもやっています。いくらデモをしても、いくら署名を集めても結果がついてきません。では、どうしたらいいのか？その他大勢にもできる事はあります。
それは、YESかNOか、シンプル・イズ・ベストです。彼らは記憶にございませんを繰り返していますが、白黒ハッキリさせるのです。マスコミはそれを捏造し、世論が賛同したかに喧伝しますが、いくらなんでもやり過ぎ感があるのです。
一方、本家本元のアメリカは事実上、トランプ軍事政権樹立で押し切りました。アメリカ版ネオコン中央集権を米軍が追いつめています。その影響は近く日本にも及ぶことになりそうです。要するに連中に対して論理で対抗しないことです。
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