企業理念 プラウト主義型企業を目指してAtlasができる未来のための社会貢献
プラウト主義型企業を目指して Atlasができる未来のための社会貢献

アメリカや日本のような豊かな国ではない第三世界の国々では1,000~1万人ほどの市民からなる自治体が中心となり、食料、電力、医療、教育、住居、家電など生活品はすべて自治体・企業体の市民で作られ、誰もがそれらを無償で享受する自治体がすでに存在しています。

そこでAtlasでは、個人(社員)に提供されるLS(教室)で、ノルマや成果報酬を伴わず、個人の能力レベルに任せる自給自足を行い、営業ツールは個人の性格や性質が基本となり、過労やストレスによる病気になることがなくなる企業体を目指すことにしました。

Atlasでの教育や研修は、誰もが好きなことに自己責任で取り組むことを行い、周囲はそれに干渉しない環境を作ることで自立と専門職の発見を促すという方法です。それを誰もがAtlasから借り受け、学習ツールやアプリも無償提供され、そして給与や交通費はすべて個人へ還元され、元の澄んだ日本人らしい心の状態に戻るというものです。

これら必要な物資や人材はすべて自治体で用意され、地域で無料体験やマンツーマンレッスンを希望した会員にシェアされ、テキストやテーブル、チェアーなどは再利用が基本となるので必要最低限になり、人材の枯渇と財政的な倒産がなくなるわけです。

LS(教室)はメンバー社員(正社員・アルバイト)が協同で運営されることで、1人に必要な労働時間は週40時間以下となり、それ以外の時間は自分の好きなことをして過ごすことができるようになります。

これにより誰もが企業内で専門職を見つける時間が生まれ、人々は特技に溢れ、その特技を通じて奉仕活動を行うようになり、充実感に満たされた日々を過ごすようになり、毎日が現在でいう休日や永遠に続く夏休みのようになるはずです。そして残業時間や飲み会など資本の無駄などをなくしていきます。

こういった自治体で構成されるグループ自治体となり、市民の数だけグループが作られ、文化と多様性が尊重され、このようにして繋がった世界観は、競争がなくなり、ワーキングプアもなくなり、金銭や資源目当ての経済戦争も起こる理由がなくなります。

また、グループ内の行き来が自由になることによって他の社員や人々との交流が盛んになり、さらに融合が進むことで、何百年後は地球に住むすべての異民族が混ざり合ったひとつのコミュニティーになるかもしれません。

古代から現在まで人類の歴史は、悪を中心としたネガティブ勢力と、それにコントロールされてきた人間を中心としたポジティブ勢力が正しい道へ導こうとしてきたという歴史の繰り返しでしかありませんでした。

ネガティブ勢力は主要なマスメディアをプロパガンダ利用し、維持しながら現在も存在し続けています。統治の方法はM&A、侵略、税、洗脳、階級制、罰、貨幣システムなどがあり、さらにはテレビ・映画・広告媒体を使った洗脳、宗教対立、えん罪、経済戦争なども現在行われています。

ネガティブ勢力は、人間に恐怖を与え、考える力を失わせ、コントロールしやすくなった人間を支配しようとします。そしてネガティブ勢力にコントロールされてきた人間を、ポジティブ勢力が正しい方向へ導こうと努力を続けてきています。

私が知る限り、それは日本ではバブル後に生まれた中小企業を中心とし、若い経営者がその時代において数多く存在してきました。

ネガティブ勢力とは異なり、ポジティブ勢力は力ずくで自分たちの考えを人間に押し付けることはなく、常に新しい考え方、人間としての在り方を人々の前に提示してきました。そしてそれを受け取ってきたのも人間であり、受け取らなかったのも人間です。

この理想的な自治体はこういったポジティブ勢力とネガティブ勢力の狭間で日本人がどのような歴史を辿ってきたのか、そして企業にはどういった目的があって現在存在しているのか、つまり自分達のルーツを知るとともに、我々現代人が知らなかった高度な技術とその世界観を知りつつ、未来の壮大な計画を知る一企業の理想なのです。

これは人間の能力が最大限に発揮され、正しく進化するための基本的な社会の在り方であって、お金がある・ないを一切気にしない自治体です。現在の資本主義社会では金銭を得るため永遠に働かなければなりませんが、地域社会が中心となり、地域市民の分だけ生産する社会に移行すれば必要最低限の労働と資源の採集で事足り、人間にとっても自然にとっても無駄な要素がない社会が生まれてきます。

中央集権による貨幣社会では、誰もが自分で自分の生活を成り立たせることができず、他人への大きな依存が生まれ、自然と利用する・される立場が生まれ、人間関係がすべて損得で考えられるようになり、奪い合い、責任の押し付け合いが発生するわけです。また、利益と破壊が表裏一体で、破壊を案じ、利益の機会を自制したとしても、その機会を他者が邪魔し、破壊を行います。

つまり自制は無意味なものとなり、結局やるかやられるかの選択肢しか残らず、最終的に思いやりもモラルも欠けてきます。しかし自分達で自らの生活を成り立たせる地域社会を構築すれば奪い合いなどなくなり、過剰依存の連鎖は終わり、信頼と与え合いによる社会を生み出すことになります。

こういったプラウト主義の世界に生きる人間は「何のために生きているのか」、という問いに対しての答えは単純です。専門職を通じて創造的に遊びながら学習し、その専門職を通じて他者へ社会へ奉仕し、その継続によって精神性を向上させ、自分は一体何者なのかを知る道です。その過程で自我に振り回されている自分の心は無我へと近づき、やがて完全に近い存在となって全体と一つになるはずです。

こういったことを実現するためには、人間が正しく進化できる持続性を持った社会の構築が必要であり、その仕組みをまとめたものがここから続くプラウト主義の内容です。

ただ気をつけなければならないことは、プラウト主義の世界に貨幣は存在しないが、現代は貨幣社会であり、急に貨幣や物質を手放すことに対して、現代生活に慣れた市民は誰でも拒絶反応を起こすわけです。

プラウト主義とは言い換えれば、「お金を必要としなくなる社会」のことです。つまり、最初は貨幣を所持したまま社会は運営されるので、強制的に貨幣を排除するということはありません。

しかし、市民がここでの生活に慣れてくれば、誰もが財布を開く必要がないことに気づき、やがて人々は与え合う行動様式へと変化し、次第に貨幣はなくなっていきます。つまり徐々に社会の雰囲気が変化していくのです。

 

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