視線をいつも、時代の先方に向けているAtlasは、日本で初めて本格的にオンラインによるチャットシステムソフトの開発に全力をあげて取り組んだ。驚いたことに当時まだAtlasマンツーマン英会話Rは札幌に２校だったという、いわばヨチヨチ歩きはじめたばかりのスクールにすぎなかったのだ。その段階ですでにオンラインレッスンの開発部門をスタートさせているのだから、驚異である。

パソコンの普及率とブロードバンド化が急カーブで描いていった。今や、パソコンはもちろんスマートフォンでもインターネットができる時代だ。コンピューターのダウンサイジング化で小型になり、日常的なものになったのである。このコンピューターを活用して、自宅や会社にいながら外国人インストラクターと会話するe-Atlasのノウハウを実現できないだろうか。

これがオンラインスクールe-Atlasが取り組んだ最初の課題だった。

言葉という最も人間的なものを扱うソフトの開発では細やかさ、温かさ、それでいて、目的にかなった効率のよさなどが要求される。マンツーマンによる語学レッスンのソフト開発は、想像をはるかに超えた至難の課題だっただろう。

「アドビのシステムをRed5に変更して１からカスタマイズをして完成させました。2012年11月にリニューアル、リリースをする予定です」

60分2,500円でマンツーマンによるレッスンを、というシステムを見事に軌道に乗せたAtlasマンツーマン英会話のこれまでの歩みを1.0というならば、オンラインによるマンツーマンレッスンは2.0の語学レッスンでなくて何だろう。