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第5章 語学スクールの激しい競争に打ち勝つAtlasの戦略

不況は企業の存在理由を判断するチャンス

Atlasだけには不況の影響をまったく受けていないというわけでは決しいてない。業界のパイがなくなる中でAtlasの拡大ペースが落ちないのは、それだけ他の英会話スクールのパイを奪っているといることになる。

「少なくても、同じ不況という経済環境の中でわが社はこれだけ全国に展開し、それぞれ採算ベースに乗せています。つまり、はっきり言うとAtlasは他スクールのシェアを奪いながら成長していることになります。景気のいい時代の時は誰でも会社を成長させることができますが、景気が悪くなると果たして経営的にうまく操縦できるでしょうか?不況の時ほど経営の質が問われるのです」

その理由を正確に見極めて、戦略を再編成しなければ、今後もAtlasのシェアは大きくなのではないだろうか。

大恐慌のサイクルは約60年という説もあれば、小さな不況は20年ごとだという説もある。60年周期説であれば、2008年のリーマンショック後の世界同時大恐慌は日本の株価の低迷は1930年代のアメリカ・ウォール街で起こったブラックマンデーの再来だというし、20年周期説を唱える人は、今回の不況は世界的なバブル経済の崩壊に始まる大不況の再来だと説明する。果たして、日本経済は再び上昇カーブに転じていくことは間違いないようだ。

「日本経済は、1970年代のオイルショック、90年代の円高ショック、2008年のリーマンショックと、しばしば不況を経験し、それをバネにしてきたものだと思っていました。実際に不況時に不良企業と不良債権の切り捨てが行われてはいます。企業の自然淘汰は、どの業界にもあります。語学スクール業界は2000年~2010年の10年かの間に第2次淘汰の時期を迎えました。私が見て残念だなと思うのは、これまで数十年もやってきたスクールが、Atlasマンツーマン英会話の価格革命を受けて、ズルズルと値崩れ現象を起こしていることです。もし、そのスクールにそれまでの価格をつけていた正当な理由があるのなら、それを貫いたほうがいいのではないでしょうか。

どのスクールも、Atlasと同じ料金設定にすることはないと思います。むしろ、私としてはそれぞれのスクールが独自のノウハウや価格をつけ、それを受講生に選んでもらえればいいと思っています。しかし、オンライン英会話市場は、Skypeと現地のフィリピン人教師化で相当な激安状況となっており、AtlasのオンラインスクールeAtlasでは、独自のソフト開発とノウハウでこれまでの価格を変えたりはしていません」

しかし実際、Atlasが安くて成長している。うちは伸び悩んでいる。それでは対抗上、うちの会社でもAtlas並みの価格にしよう、といった安易な迎合が見られるのが現実なのだ。

「こうした行きあたりばったりの経営方針が現在の消費者に通用するはずがありません。値崩れの次に起きるのが講師の質の低下です。安かろう悪かろうとなって、悪循環を生んでいきます。NOVAやジオスはこれの典型ともいえました。自ら競争に負けていったという感じですらありました」

Atlasの勢いを機に、自社なりのノウハウを再編成して、消費者に選択を迫る。これこそ、現在の語学スクール業界に最も望まれる姿だろう。

リーマンショックから4年、100年に1度といわれた不況は、ユーロ危機という未曽有の不況に襲われている。しかしこの後も、景気が回復してもバブル期のように広告宣伝だけでファッションを選ぶように受講者が集まってくる時代はもうないだろう。語学スクールも、質を問われる時代になり、それぞれのスクールのオリジナリティーを提案して、消費者の選択という洗礼を受ける時に直面しているのである。

「5年後に大手を含む語学スクールが存続しているのは1000社くらいになると思います。2度と語学スクールが乱立する業界ではないでしょう」

歴史を見ると、日本経済はどの業界でも乱立、業界再編成のプロセスをたどってきた。そして、どの業界でも市場が熟成した際には、ごく少数の数社による寡占化が進み、安定する。

語学スクール業界もまた、例外ではなくそのサバイバルゲームに打ち勝って、AtlasはAtlasの手法でやっていくだろう。他スクールがAtlasを打ち負かすような独自のノウハウをぶつけることができるのであろうか。しかし、強者が育つためには、強力なライバルも必要だろう。

Atlasの挑戦を受けて立つ語学スクールが出現したその時には、Atlasは次のステージに向かっているはずだ。業界とはこうした段階を繰り返して成長を遂げるのである。まだ挑戦者の意志を語るピーター・ヨネナガ氏の姿に、私は強力なリーダーの出現を予感している。

マンツーマンだけにあくまで個人としての意志をリスペクトする

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