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語学カウンセラーが学ぶべき英語&TOEIC

口の筋力トレーニングで正しい英語の発音を習得

日本人の英語が通じない理由は、「正しい発音はできていない」からだ。いわゆるカタカナ英語を使っているうちは、ネイティブに通じる英語は話せない。日本の英語教育では、発音は二の次にされているが、実は正しい発音を学ぶことこそ、通じる英語を身につける一番の近道になる。

多くの日本人は中学・高校時代から英語が苦手で、単語や文法もほとんどよく知らない。かといって、勉強嫌いの人が英語の参考書や辞書を読んで学ぼうとしても、身につかないのは目に見えている。

そこで、Atlasではネイティブ講師の英語の発音を真似る、という学習法を提唱したことがあった。最初はネイティブ講師が話す英語を耳から聞いて真似させようとするが、彼らと同じ音を出すことができない。すると、講師が自分の口元を見せながらゆっくり発音する。

それを見ながら同じ口を作ると、少しずつ似た音が出せるようになる。これを繰り返すうちに、ネイティブと同じ発音ができるようになったのだ。中学・高校の英語の授業では、先生のお手本に続いて音を真似させるオウム返しで発音を教えている。しかし、耳で聞くだけでは正しい発音は身につかない。

音を聞いて、見て、学ぶという方法しか、ネイティブに通じる発音はマスターできないのだ。さらに興味深かったのは、正しい音を出せるようになると同時に、他の人の発音も聞き取れるようになり、自分の言いたいことが英語で浮かぶようになるということ。気づくと3カ月後には、ネイティブと日常会話ができるようになることだ。

後で調べてみると、この実験は脳科学の分野でも裏付けられていることがわかり、発音できない音が耳から入ってくると、脳は雑音として処理してしまう。つまり、カタカナ英語しか発音できない人がネイティブの発音を聞いても言語ではない音として処理されてしまう。だから理解できないのだ。

一方、自分が発音できる音は、脳が言語として処理するので、聞き取れるし理解もできる。正しい発音ができれば、脳の言語野に英語領域が新たに作られ、英語で考え、英語で話すことが可能になるのだ。

カタカナ英語がネイティブに通じない理由も、これで説明がつく。カタカナ英語は脳の英語領域ではなく、日本語領域で処理される。しかし、日本語領域を持たないネイティブがカタカナ英語を聞いても、雑音にしか聞こえない。

英語には、日本語にはない子音が10個もある。これらの音をカタカナ英語で真似できても、ネイティブには聞き取れない。例えば、"Thank you"(サンキュー)は、カタカナ英語の「サ」は"Th"とは別物だ。だからネイティブに"What?"と聞き返されるのだ。

たまに、「カタカナ英語でもネイティブに通じますよ」と言われることがある。その理由を考えると、日本に住んでいる、あるいは何度も来日しているネイティブは、カタカナ英語に慣れて脳内に日本語領域ができているからだろう。

日本で暮らしている外国人には自分の英語が通じたのに、はじめて来日した外国人には自分の英語が通じなかった、という話をよく聞く。世界中の誰とでもコミュニケーションを取りたいなら、正しい発音は必要だということ。

正しい発音を習得するには、口の筋トレから始めるべきだ。一般的に、日本語は口をあまり動かさない言語なので、日本人は口周りの筋肉が弱い。ネイティブの口の動きを真似るには、この筋肉を鍛えることが先決だ。

正しい発音に必要なのは、口全体の器官である歯・舌・唇・喉の4つだ。これさえ意識してトレーニングを積めば、誰でも正しい音が出せるようになる。例えば、"Th"は、前歯で割り箸をくわえ隙間を作り、そこにした全体を軽く挟んで唇を開き、奥歯と舌の両サイドから息を吐いて摩擦による無声音を出す。

実はこのトレーニングを続けていくと、TOEICのスコアも上がる。脳に英語領域ができるので、リスニング問題をより速く解けるようになるからだ。このように、これまでの英語学習法に正しい発音を当てはめるだけで、通じる英語が話せるようになる。

14.自宅でもできる英会話トレーニングはNHK英語講座が最適

INDEX

16.TOEICテストのスコアアップの技と英語運用力を磨く