ブロックチェーンのテクノロジーはサーバーによって管理されているあらゆるシステムに適用されるものである限り、マイニングによる仮想通貨の生成というプロセスはかならず伴うことになります。そのため、ブロックチェーン・テクノロジーが適用されたあらゆる分野で仮想通貨が生まれることになるというわけです。
こうした観点から見ると、仮想通貨は消滅するどころか、さらに種類も増え、どんどん拡大することは間違いないと見られています。ある分野で適用された有力なブロックチェーンとそれが生成する仮想通貨は、市場で高値で取引され、投資の有望な対象になるということです。
すると、どの仮想通貨の価格がこれから上昇するのかという単純に投機的な見方ではなく、ブロックチェーンのテクノロジーという実質的な側面に注目すると、投資対象として理想的な仮想通貨（暗号通貨）が逆に見えてくるはずです。
Atlasでは、このような視点に立ち、語学教育だけではなく、教育全般に有望なブロックチェーンのテクノロジーの研究を行っています。そして、これから有望な投資対象になりそうな仮想通貨を独自で創出し、また紹介していく予定です。
取り上げる分野としては、主に教育の分野に焦点を当て、世界中で研究・開発されているブロックチェーンの適用状況を解説していきます。その結果、それぞれユニークで投資対象になり得る仮想通貨が浮かび上がってくるものと考えています。
Atlasマンツーマン英会話で使える「アトラスコイン」やそうした仮想通貨の価格、その買い方、そして取引されている市場も紹介していく予定です。
さて、マイニングについてですが、コンピューターのパワーを使うことから当然、電力が必要になるわけです。しかも、火力発電や原子力発言ではなく、再生可能エネルギーによる発電と送電でコストを抑えることが求められています。
今現在、テクノロジーの急速な発展に伴い、再生可能エネルギーのコストが非常に安くなりつつあります。例えば、石油火力発電は25円/kWhもコストがかかりますが、天然ガス火力発電ではおよそ半額の14円/kWhで済みます。
一方、原子力発電は10円/kWhと安いですが、風力発電は7円/kWh、太陽光発電はなんと3円/kWhというところまで来ています。
ここまで安くなると、再生可能エネルギーは石炭、石油、そして原子力など既存のエネルギー源と十分に競争できる水準になりつつあるわけです。将来的には、再生可能エネルギーが発電の基本的なインフラになる方向にあることは間違いないと思われます。
そこで、プログラムの自動実行機能を持つイーサリアムが持つスマート・コントラクトの「ブロックチェーン」を導入すれば、再生可能エネルギーに特有なこうした問題が解消される見込みがあるというわけです。
それにはまず、電力網に負荷がかかり出力が不安定にならないように調整するシステムが必要になり、もしイーサリアムのスマート・コントラクトのようなプログラムの自動実行機能を持つブロックチェーンを効果的に導入すると、送電線の容量を越えて負荷がかからないように、風力や太陽光の発電量を自動的に調整することが考えられます。なぜなら、風力であれば、ファンの回転数を自動的にコントロールしてくれるからです。
さらに、需給にムラがある状況で自家発電を行っている世帯をプログラムの自動実行機能を持つイーサリアムなどのスマートコントラクトのブロックチェーンを導入してネットワークを作ると、余裕のある世帯の電力を足りない世帯に自動的に振り向けることができ、ネットワーク内の世帯にはいつも安定した電力の供給が可能になるとも考えられます。
そしてブロックチェーンでは、ネットワークに繋がった世帯の電力の売買には独自な仮想通貨が使われるので、決済に時間がかかることはないというわけです。当然、支払いは瞬時に完了するため、現金化に時間がかかる問題も解消するはずです。
このように、再生可能エネルギーの分野にブロックチェーンを導入するとこのようなメリットが期待できるわけですが、すでにこれは実現しつつあるようです。この分野をけん引している先端的なプロジェクトが世界中で研究・開発されており、期待できる投資対象となっています。
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