こうして日々生活していると時折、頭の中で結論を出してしまうことがあります。その結論とは、仙人になるしかないというものです。
食べない、寝ない、一切の消費をしない、上下水道も使わない、沢水を飲み、自然の食物をほんの少し分けてもらうというような仙人のような生活です。スタバでコーヒーなどはとんでもありません。ましてやスーパーやコンビニもダメです。
電気や水道、ガスを利用すれば1%の犬ポチたちが潤うような経済的な仕組みでは、毎日なぜか生きた心地がしません。当然、米や野菜、肉類も1%利権になっています。このようにあらゆる消費で1%が潤おうだけになっています。
日本の税制だけ見ても、相当分が特別会計に入り、その半分以上は1%の収入源になっていることが分かります。私たちが支払ったあらゆる税金によって、テロリストが各地で人殺しをしているということです。1%という層は、北朝鮮の金正恩の足下にも及ばないくらいの豪勢な生活をしています。
その他大勢の日本人は、海外旅行も国内旅行などする暇もなく、高速道路を使えば道路族の1%の犬ポチ日本人たちが潤います。さらには、結婚式やお葬式、つまり揺りかごから墓場まで人間の営みが1%の犬ポチたちを潤しているのです。
とにかく1%というのは、いかに多くの日本人を失業させるためにあるような疫病神です。株式投資やFX、競馬やパチンコも、競艇や競輪もすべて1%の犬ポチたちのものです。現行の医療制度のもとでは一般に処方されるほとんどの薬も1%犬ポチの収入源になっています。
一方、仙人には収入がありません。法人税も所得税もなく、消費もしないので消費税を払う必要はありません。なかなか死なないので死亡届も必要なく、新たに子どももつくらないので出生届も要りません。要するに、非1%の生き方を貫徹するにはこれしかないということになります。
日本人全員、一時的にでも仙人暮らしをしないと、この国の植民地政策はいつまでたっても止まることはありません。日本人の営みそのものが1%の財源になっています。存在が悪魔の財源になるなんて、これほど惨めな人類がかつて存在したでしょうか？
私から見れば、無理矢理、首にロープをかけられ、船倉に山積みにされてアフリカから大西洋を渡った黒人奴隷か、現在の日本人かになっています。これほどまでに、全ての仕組みが主権を奪うように組み立てられています。
組み立てたのは各官公庁の官僚たちであり、その官僚たちは基本的にこの仕組みを崩さないための監視人をしています。省庁はそのためのオフィスであり、働くのは下っ端で、お偉方は何もしません。もちろん、実行部隊は政治家ですが、彼らは体罰覚悟の使用人でしかないのです。
さて、現政権は日本列島という所場代をむしり取る追い剥ぎであり、制度上はアメリカと同じように民主主義に見えますが、そもそも生存権すら危ういのが現状です。その証拠に活断層の上に原発があり、安全保障上の脅威を装いつつ原発が再稼働しています。逃げ場のない小島の国民は日本人の縮図そのものです。
税金をたくさん納めれば、一応人間扱いしてもらえますが、所詮生存権を延ばしてもらえているだけです。つまり、生きることをカネで買って辛うじて生き延びています。早い話、それが今の日本人であり、嫌なら全員仙人になるしかありません。
とはいえ、最小必要限の食物を得ないと死んでしまうので、誰もが不食不眠になれるわけではないでしょう。もし、行政が仙人に生活保護を与えると、あっという間に生活保護の財源は枯渇してしまいます。さて、どうしますか？
仙人暮らしというのはケイ素で成り立っていて、酸性土壌に一杯生える杉菜を溜め込んでおけば、それで半年くらいは生き延びられるといいます。しかし、それを見た役人はケイ素税を新設するはずです。同時に保険会社がケイ素保険を新設することで、仙人になり損なっても、一時金がもらえるようになるのでしょうか？
現在は、小さい子どものいる家庭は例外になっており、必要なだけ生活保護を優先的に取得できるようになっています。こんなご時世にしたのは歴代の官僚たちであり、今を生きる人に罪はありません。しかし、これが止まらない以上、中高年以上は仙人を目指すしかないかもしれません。
これは日本を救うためであり、日本人の子孫を救うためなら１年くらい我慢するしかないように思います。いつまでも政府や行政に反省は見えませんが、普通の日本人、その他大勢が働かないと1%も潤うことができません。
1%と一般市民の中間で高給を貰う官僚たちや大企業幹部には、下々にせっせと働いてもらうしかないのですが、それが余りに当たり前になってありがたみを忘れてしまったようです。さらに、マスコミが花形産業だなんて気取っている場合ではもうありません。また証券会社や銀行など、一流の高収入ゾーンで喜んでいる場合ではもうないのです。
私は若い頃、奴隷化された大人に「お前も1%の犬ポチになれ」と、言われたことがありました。1%の犬ポチ側で出世しろと意味なのですが、「さもないと一生浮かばれないよ」と説教を受けました。さて、21世紀の現在、いまだに1%とその犬ポチたちにしがみつく日本人が一体どれくらいいるのでしょうか？
彼・彼女らは一体どんな教育を受け、何を考えて生きてきたのでしょうか？どのような親に育てられ、どのような教師に教えを請えば、このようなみっともない大人に成長できるのでしょうか？
国民年金基金を平然とジャンク債権市場に流す政府ですが、それもこれも1%に首根っこを押さえられ、ポチと言えばワンと吠える犬しか出世しなくなってしまいました。人として生まれた以上、これを恥と思わぬなら生きている価値などありません。
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