生命の仕組みとは、地球環境に適応する物理的要素と生命維持と密接な非物質要素の合体で成り立っています。
だから、植物や動物にも感情があるのです。さらに、藻類や細菌類にも同じことがいえます。全ての生命体には意識があります。しかし、大きく分けると個々の個体に一つずつ意識がある生命体と、同種遺伝子を持つ大きな集合体ごとに意識を共有する生命体に別れているようです。
一見、一つずつ意識が備わっている方が高等だと思いがちですが、それは定かではないようです。集合体や同一種族全体に一つの意識が備わる生命は、逆から見れば、それだけ宇宙意識に近いともいえます。
果たして、微生物の一個体が欲望により、仲間を蹴落として自分だけ有利に生きようとするでしょうか？彼らには個体意識はありませんが、全体の意識レベルは高いのです。では、人間はどうでしょうか？
人には、一個体に一つの意識があります。しかし、ひとり一人の人間を見ていると、その割にはいまいちパッとしません。なぜなら、民衆の上に君臨するのはサイコパスばかりで、歴史上、何度も同じ過ちを繰り返し、殺戮と自然破壊に明け暮れてきたからです。
地方議会を見ると、彼らは因習とコネ、同調圧力と利権、カネが少ないと揉めるので表向き足並みを揃えていますが、中身は封建時代と大して変りがないことがわかります。生命環境をそんな連中に任せる仕組みは止めた方がいいでしょう。
さらに、中央集権はもっと悪く、なぜ私たちはこの仕組みを止められないのでしょうか？主権者のほとんどがこの仕組みに片足どころか両足を突っ込んで生きているのです。
一個体に一霊性が人ですが、霊性が遥か彼方に置き忘れられています。それでも普通の顔をして生きられています。これが何事も超スローモーションな地球最大の特徴になっています。結果、力の強い者や愛情が薄く平気で他者を虐げられる人間が残っています。これは野生の法則である弱肉強食とは明らかに違うようです。
野生の動物には個別の事情など通用しません。人生のほとんどを自分を取り巻く程度の仕組みの軋轢の中で過ごすのが今時の人間です。そんな社会で生き延びるには、自ら動物に成り下がるほうが遥かに楽だというわけです。
動物レベルが支配する村社会では、健康で明るく生きられる人がいるなら彼はすでに精神を病んでいるはずです。人らしい魂を持つ者ほど苦悩します。特に子どもにとって、親が動物なら容赦なく欲望の餌食になるはずです。
中には絶望の淵に立たされている、堪え難い苦悩を抱える子どもいます。貧困だけではなく、親や教師からの虐待で辛い経験をするなど、まともな人には過酷な試練になってます。しかし、どのような境遇にあっても、ひとり一人が携える霊性の尊さは何ものにも代え難いのです。
これをあっさり捨ててしまい、1%の犬ポチになれば人並み以上の生活ができるでしょう。日本人平均より広い家に住み、平均よりましな収入を得られます。その中には罪を冒しても逮捕されない手前の人のような動物もいます。しかし、これをやると動物に降格され、その一線を自覚する時、人間の真価が問われることになります。厳しい現実です。
古来、中国の占星術では12 種類（十二支）の動物を配置しました。これは非常に意味が深く、まず人の暮らしに親しいものや生命の成り立ちに関わるもの、そして、人に共通する意識の傾向が顕著な動物を選びました。
つまり、人は十二支のエッセンスを合成した生き物だというわけです。十二支には犬が入っていますが、犬の類魂傾向では独特の社会性や集団的な愛情が豊富です。しかし、現在の人間は犬の悪い面ばかりを取り込んでいます。
十二支の中には羊もいますが、現在の人間は羊の悪い面ばかりを取り入れています。羊といえば羊飼いですが、迷える信者をミスリードする狡猾な牧童の顔が浮かびます。他の十支それぞれのエッセンスを合成して均等配分すると動物のベースができます。
その中でどの動物エッセンスが強いか弱いかを並べ直すと、その人なりのパーソナリティーを構成する骨格が分かります。これは必ずしも現世的な傾向ばかりではなく、それぞれの動物の類魂傾向によって精神的な傾向もある程度示しているようです。
何年生まれだから十二支のその動物だけのエッセンスではありません。しかし、もし霊性を置き去りにするなら、どのような動物の傾向に落ち込むかの見当くらいはつくかも知れません。そもそも、中国の占星術は皇帝のために編纂された代物であり、庶民を占うためではありませんでした。
ちなみに私は子年生まれです。昔から、何度注意されても、他者の個人的なことにも首を突っ込むため、お節介に思われてしまうこと所はネズミのエッセンスそのままです。
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