20世紀までの仕組みを総括するなら、猿山のボス猿社会とでも言うのでしょうか。思想や哲学など確かに人間の豊かな可能性が花開いたかに見えて、結局、強い者が勝つ弱肉強食の世界なのです。
紀元前、その後もしばらく母系社会が続いていましたが、人間の意識レベルが現在とは違うとは言え、争いの少ない仕組みが長い間続いていたのです。しかし、中世以降はほぼ父系社会になり、しかも、どんどん凶悪化しながら20世紀を経て現在まで続いています。
デモクラシーの基本が違うとは言え、欧米とアジアでは猿山のボス社会のテイストは随分と違うことがわかります。白人が偉く、有色人種は一段劣ると劣等感を植え付けられた覚えはないですが、なぜか妙に納得する空気を感じませんか?
欧米とアジアの違いを一つ挙げるとすれば、猿山のボス猿社会の権力闘争や苛烈な競争の見せ方の違いでしょう。やっていることは同じでも、欧米は表向きの体裁がスマートがあります。その分、裏側がひどいということかもしれません。
一方、アジア圏は表も裏もカッコ悪く見えてしまいます。だから、そんな醜態を見せられて育つ子どもは、白人社会の方がスマートだと思うののでしょう。しかし、トランプ大統領によってそんな思い込みも解消されるのではないでしょうか?
なぜなら、1%の裏側が余りにも醜悪だからです。見るに耐えない情報や画像、動画などが次々とネット上に漏れ始めています。幾千億を殺害して、地表の大半を植民地化して、地球の資源を独占し、その上に詐欺金融システムを築き上げたのだからたまりません。
地球のどこを探しても系統の違う猿山は存在しません。1%類人猿の天下にされています。絶世の美女や歌姫も1%に魂を売るなら一流とみなされ、同じ構図で政治家や行政担当者、大企業の社員も1%傘下なら一流となります。1%猿山傘下にあらずんば人にあらずです。
傘下には無数の猿山があるにはありますが、それぞれのボスは本当のボスではありません。いまいち風采の上がらない中間管理職のような猿もいます。それでも、彼の支配地域に限れば絶対権力のはずでした。
お隣の韓国を見るまでもなく、日本の総理大臣が日本猿山のボス猿なのでしょうか?まともな日本人に限らず、現総理をボスだと認める人は天然記念物です。現総理は事実上、すでにに失脚したボス代行でしかありません。ちなみにあなたの会社の社長も同じです。傘下にある猿山のボスは、日に日に勢いが削がれ、そろそろ身の危険を感じるようになっています。
これは、こどもの社会にも浸透しているようです。人類は成長過程で、誰しも猿山のボス・マインドを経験します。早ければ5歳以下で頭角を顕すこどももいます。観察するとわかりますが、こどもであっても結構残酷なのです。
これが小学生になっても抜けず、中学生になっても抜けず、とうとう高校生になっても抜けなくなり、ある意味大人になっても抜けず、1%の子分になったのが今の政権であり、与党であり、大企業の社員です。
経済界にも猿山があります。グローバルな猿山もあれば、中小零細な猿山もあります。これまでは規模が大きいほど有利でした。しかし、官僚の猿山には税務調査や許認可猿がいて、ちょっかいを出してきます。
どうしても従わない強者にはあらゆる非合法な手段を使って廃人に追い込もうとしてきます。このプロフェッショナルが本家本元1%の本領ですが、小粒な猿山エージェントも同じ手口を使います。地球猿山のボスはこれを地球規模で仕掛けてきます。911や311がそのわかりやすい例です。
今まさにイジメの最中であり、ご主人様に誉めてもらおうと必死で悪事を重ねている最中に、その手を休める者が出始めました。猿山のボス以下全員がポカンと口を開けて空を見ています。フィリピンのドゥテルテショック、アメリカ次期大統領のトランプショック、そしてインパクトはあまりないですが、韓国のパク・クネショックです。
すでに起きたイタリアのレンツィショック、もうすぐ起きるフランスのマリーネ・ルペンショック、ドイツでも日本でも起きることになります。それはなぜでしょうか?
簡単な理屈です。猿山ボスのお約束オーラが霧が晴れるように消えていくからです。余程手遅れなネトウヨやカルト信者以外は、かつての猿山のボスに全く魅力を感じなくなっているのです。かつてのボスはただの操り人形だということがわかるようになったということでしょう。
その結果は支持率に如実に現れるようになります。パク・クネ韓国大統領の支持率は3%、EUの主要国でも現役大統領や首相は超不人気です。だから、日本のマスコミは安倍内閣支持率を盛りに盛ることをします。数%しか支持のなかったヒラリーを50%以上の支持があると言い張ったのと同じことをいまだにしているのです。
残念ですが、アメリカも日本も現時点では1%御用達、猿山の表メディアしかありません。彼らも独特のイジメ社会で頭角を顕すタイプの猿なので、そのうぬぼれが精神障害にまで至るようになりました。
日本のメディアの中枢を支配するキーパーソンが誰かは知りませんが、恐らくこの支配者も強度の精神障害なはずです。独特のイジメ社会は村構造と世襲制が幅を効かせるので、一度うぬぼれモードに入り込むと一生モノになってしまう傾向があります。
従って、波動が低い猿山組織には似たような猿が集まるのです。1%全盛期には波動が辛うじて釣り合っていましたが、2000年以降、2008年以降と大きな変動が音も無く立て続けに起こりました。人類の主流はさっさと猿山構造から離脱しているのです。
世界人口70億人、日本人口1億2000万人のどれほどが離脱したかはわかりませんが、これは量の問題ではなく、質の違いなのです。つまり、少数でも波動の高い人間が集まれば周囲を多いに感化していくのです。そして、これが連鎖的に拡散していきます。
問題は、うぬぼれが精神障害レベルな猿山でしか適応できない猿の方です。今回、あの超大国の民主主義の権化のアメリカですら、大手メディアが軒並み猿だったことが証明されてしまいました。そして、日本の大手メディアも同様であることも証明されたのです。
何で気づかないのでしょうか?と、こちらが不思議なくらい手遅れになっているようです。哀れ、猿山に取り残された猿集団ですが、時折、犬も混じり、犬猿の仲でせいぜい身体を張って血みどろの喧嘩に明け暮れたらいいでしょう。
いじめるこどものその親は猿傾向が強いのです。不条理なようですが、いじめられるこどもはこの通過儀礼を耐え忍ぶしかないのです。もちろん、それをクリアするには、波動の高い大人の支援が絶対条件なのです。
残念ですが、破綻しかけている文科省の傘下に甘んじる学校も教育委員会も猿山組織なのです。何度問題が発覚しても、改善のかの字もないどころか隠蔽に走っています。これでは、こどもの悲劇は止むわけがありません。
不幸にして学区内の学校が、猿山組織なら、潜在的資質の高いこどもほどいじめられる傾向になるのです。資質については簡単に言えませんが、総じてやさしい心の持ち主、だから気弱に見えるのですが、誰しも心底には強烈なプライドを持っているようです。
こどもが学校を嫌がるなら無理に行かせるべきではありません。なぜなら、教師も自治体も救いの手を差し伸べる可能性が、ほとんど期待できないからです。あとはこども同士の関係性ですが、自殺に至るかどうかを知る由もありません。
原則として、学校に通わせるかどうかは子ども自身に決めさせるのです。この際、進学だの学業の遅れなどどうでもいいでしょう。彼にとってその学校は、一定水準の生命環境が保証されない場所なのです。
現状、植民地支配下にある日本人は地球標準に満たない環境でしか生きられなくなっているのです。「日本の教育水準は世界有数」と、本気で信じている日本人は現在80歳以上で戦前のレベルの高い教師がいたころの教育を受けた人か、さもなくば、そうとう意識が淀んでいる人のどちらかでしょう。
中の人ほど、現状に気づかない話はよくあることですが、偏差値だの、通信簿だけが学校ではないのです。あらゆる組織を一つの環境として捉えないとイジメも過労死もなくなりようがありません。組織の有り様は、社会全体の仕組みの軋轢をはらみながら回っています。教育機関は例外と言う方がどうかしているのです。
その中でも、歪みが子どもに集中するのは現在の仕組み上避けられなくなっています。それを理解しない親は無惨にも我が子を死に追いやるのかも知れないのです。では、どうすればいいのでしょうか?
まずは、残存する猿山ボス社会を地上世界から抹消することです。もはや、猿山にぶら下がって生きられる時代ではないのです。 |