154.2020年以降、大企業が終わった後、「SMEs(中小企業)」の時代が到来する

仕事は遊びでしかなく、楽しい遊びとなりつつあります。

好きなことや得意なことをして、それを提供することが仕事になるというわけです。自由に表現することが仕事になるということです。そして、仕事を遊びにするためにマクロ(大企業)からミクロ(個人商店)へ移行していきます。

個人商店がたくさん出来て来ると、いよいよ横並びの「個の時代」へ移行していきます。個人個人が好きなこと、得意なことを提供していけば、みんなが楽しくなります。好きなことをしている人も楽しく感じるようになり、提供している人の楽しいエネルギーがのったモノやサービスを受け取った人も楽しくなります。

楽しいエネルギーが循環していくことで、楽しい社会になるというわけです。現在の私たちの「働くと」いう意識とはまるで反対の意識になっていきます。

「仕事が嫌で嫌で…」というようなことはなくなるものと思われます。「今度はどうやって遊ぼうか?」という意識に変わることで、仕事をすることが待ち遠しく感じられるようになると思われます。そして、楽しいことをしているので、楽しいことを共有する人も増えていくと思います。

現在の私たちの会社のように、あまり一緒にいたくないような人たちとも無理に付き合わなければならないということもなくなるものと考えられます。一緒に仕事をする人たちは、楽しい遊び仲間になるということです。

この小さな会社が世界を回してゆく仕組みについてですが、実際に国際機関で準備が進められています。「SMEs=small medium size enterpris(中小企業)」として、新しい世界は着実に来ているように思います。しかし、その前に今の政治体制や大企業などの仕組みは全て崩れ去ることになります。

G20という世界の主要国首脳会議(G7)に参加する7か国、EU、ロシア、および新興国11か国の計20か国・地域からなるグループの代表が集う世界的会議があります。このG20では、数年前から主要な議題の一つとなっているのがSMEsです。

これまで欧米諸国を中心に進めてきた大企業による支配ですが、これが終わった後は、いよいよ中小企業の時代が来るものと考えられています。

大企業とは、効率的な支配ツールであるだけでなく、社会においては中小企業を迫害し、大企業の支配下にはいらざるを得ない仕組みになっています。

実際に、大企業の社員は好きな仕事を選ぶことはできず、長時間労働を強いられています。まさに現代の奴隷制度のようです。それでも、税金だけはしっかり天引きされているのが現状です。

現代の経済システムでは、私たちを借金の奴隷にし、国家さえも財政赤字に苦しんでいます。それからの解放のために、ついに膨大な金(ゴールド)が手切れ金として解放されようとしているという非公開情報があります。

今後、大企業や政治システム、そして官僚システムなどは全て壊され、新しい時代が来ることになるのは明らかです。お金という概念そのものは、あとしばらく存続するかもしれませんが、小さな会社で自分の好きな仕事をやって、生き生きと働けるような社会が訪れようとしています。

2018年にアルゼンチンで開催されたB20で発表されたSME議長の発言

153.21世紀の理想的な公共優先社会

INDEX

155.誰もが近づきたくない「人間」とむしろ近づきたい「人」の違い