149.原因と結果(Cause and Effect)を考察する②

人はオギャーと生まれて1年か2年ほどは天使レベルにいます。しかし、義務教育に突入しても数年間はマトモでいられますが、中学生ともなれば深い意識の逆流に遭遇することになるわけです。

身体の変化も激しく、反抗期を迎えることもあり、人が壊れ始めていきます。これが40代になっても収まらない人もいますが、そうなると人並みの暮らしは難しく、不良から裏社会に出入りするようになり、やがて犯罪を犯し、薬物依存から廃人コースということになります。

最近は不良になるのではなく、引きこもりから犯罪者コースへ移行する人間も多くなっています。一方、深層意識に蓋をし、偏差値優等生エリートになるコースもあります。しかし、本来の資質に蓋をしている状態なので、いずれ逆噴射することは避けられません。

通常、最初は人並みコースか、それ以上のスタートラインに立てますが、20年以内に見事に振り分けられ、それなりの立ち位置に落ち着くというわけです。ところが、思春期で経験すべき深層意識世界をスルーしたために、知識があっても知恵がないということが起きます。

つまり、自然や世界情勢が発しているシグナルを感じることができないほどセンスが足りないということです。常に資格や物理世界限定の枠組みに縛られていないと不安になり、やたらとセミナーに足を運んだり、いつも点数に置き換えられる結果を求め続け、気がつけばもう老人になってしまいました。

いずれのパターンも、小学校終了後辺りから壊れ始めているのがわかるはずです。だから、解決策としては、表層意識だけを持つ人間として徹底的に生きていくことです。要するに、奴隷として植民地適応型人間を目指すしかありません。

本来のキリスト教とは全く関係のないカルト宗教団体では、裏社会から犯罪者になり、薬物依存で廃人コースが珍しくありません。崩壊を加速する原理は至ってシンプルで、それは囲い込み社会に適応することです。

一定の適応度が認められると、ある方は裏社会の工作員になって壊れ、ある方は嘘八百の国会答弁を意味不明な日本語でまくしたてることで壊れています。また、住民からの失笑を買う公務員になって、失意の人生を送る例もあります。

さらに、いくら囲い込み社会に適応したとしても、欧米諸国の市場に上手く誘われ、そこで手を出したために赤字転落で放り出される東芝や三菱重工、シャープのようなひどい憂き目を嘆く人生もあります。

植民地暮らしのくせに、自分のせいではなく、誰かのせいにするのも崩壊が成せる業です。なにしろ、西洋文明の基本が「暴力と騙しと盗み」であることから、そんな価値観に準拠してマトモな人生が送れると期待する方がどうかしているわけです。

結局、人が道を誤らないためには、数千年から数万年の叡智を蓄えるしかありません。これは脳の善し悪しや偏差値の点数ではないことがわかります。その証拠に、脳が90%欠落した人間でも、ごく普通の生活が送れているのを私たちは知っています。

重要なのは、あるサインに気づくことです。これまで私たちの人生の節目節目でいくつものサインがあったはずです。頭がガンガンするくらいの予兆があったはずです。8年前には東日本大震災の映像を見たはずです。

今や子どもでも知っている偽旗作戦のクライシス・アクターの演技を見たはずである。しかし、それらをすべて無視し、三次元限定の仕組みにしがみついて目を閉じ、耳を塞いでしまっているのが現状です。

私は、このような人間のことを「後発的自閉症」と呼んでおり、理解の及ぶ世界がごく狭い範疇に限られた上に、それに輪をかけて狭い小窓からしか世界を眺められない多くの日本人のことを知っています。

実は、多様な価値に対応するチャンネルがほとんど発達していない日本では、安倍政権のような壊れた人格を代表する政府のトップが適格者となっているわけです。なぜなら、最後の砦である彼らの母親が誉めてくれれば何でも通る世界に囲われた籠の鳥だからです。

だから、様々な分野の専門家からどのような質問をされても、彼の中では矛盾なく母親に許容された自分の世界が存在しているということです。日本語として言語にならなくても、逆切れすると彼らの中では筋が通っているようです。

むしろ日本の総理大臣というのは、そのような壊れた人格者でなければアメリカから選ばれないわけです。そして、その結末は誰もが思い知るということになりそうです。

さて、この数百年、これでもかと降りかかる様々な災難(人災)に逢いながら、これまで何とか私たち人類は生きてきました。

もはや私たちは、不幸過ぎて幸福が何かを知る由もありません。西洋文明に全てを明け渡した日本の末路は破滅しかなく、それがもう嫌なら仕組み自体をリセットするしかないようです。言うまでもなく、現在の日本は破滅一直線の途上にいます。

原因と結果はつながっています。時間差などほとんどなく、もしそれが第3次世界大戦なら地球自体が終わってしまいます。それだけは避けたい意識が辛うじて勝っており、案外北朝鮮のような小国であっても核ミサイルを保有していることが不幸中の幸いなのかもしれません。

現在、世界中にいる一部のマトモな人が望むことは、何としても核戦争を回避することです。それには国際金融資本を根絶やしにする以外になく、無意識に迷える子羊を演じる人間たちも場合によっては駆除せざるを得ません。

そうしなければ、おそらく100人に1人しか生き残れない地球のタイムラインを繋ぐことは難しいでしょう。

148.原因と結果(Cause and Effect)を考察する①

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150. 一時的に本州の教室を閉鎖することへの思い①