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113.地脈の恩恵なしには生きのびることはできない

どのような仕組みも地球の循環作用には逆らうことはできません。こんなことは人なら誰しも教えられずとも知っていることですが、現代人はあまりにも意識が希薄です。

例えば、そもそも土地は誰のモノでもない公共です。しかし、人類の長い歴史上、結局、誰かが我が物と主張して今日に至っています。それにしても、今やその昔とは緩やかさがまったく違います。なせなら、一つ一つの面積基準が大きいほど、面の連なりから見て自然循環の波及効果が潤沢だからです。

大地主制度の評価はともかく、たくさんの小作農に細分化された土地は、やがて離農したり、宅地化したりして地脈の勢いが死んでいます。開発学は、イギリス発祥らしいですが、つまり植民地政策の基本は土地所有の細分化ということなのです。

日本も戦後アメリカGHQによって将来設計を踏まえて土地を際限なく細分化されてしまいました。小作人は自前の土地を持てたのはいいですが、時間とともに土地が荒廃した現実を見ればGHQの目論みが見事に功を奏したようです。

その結果が、特に都市部に顕在化しています。加えて農業は化学合成物質と猛毒と大型機械化と法人化で巨大資本力の元に集約されています。人為的な貧困や自給率の低下、自然の循環作用の劣化はセットになっているのです。

土地は全体の地脈の流れで豊かさを保っています。地球は360度つながっていて、私たちが住む土地も、地球の裏側とつながっています。早い話、その地域一体を貧しくしたいなら、土地を細分化すればいいのです。

日本の都市部の貧困(スラム化)は既定路線になっています。なぜなら、地脈は生命環境のエネルギー源であり、年々、生命環境を奪われているからです。エネルギー源が失せれば、自動的にそこに住む人間の知性も劣化するのでしょう。

土地を切り売りして儲かるのは長期利息を次々に先延ばしする銀行ですが、その銀行もいずれは破綻します。なぜなら、地勢なき土地の知性なき住人はやがて衰退するからです。言い換えれば、人間都合の貨幣経済も地勢に乗って巡っているということです。

それを寸断すれば一時的には儲かる商売もありますが、やがて行き詰まることくらい誰でも知っています。何を勘違いしたのか銀行や財務省、あるいは日本銀行のお偉方の知性はどこまで劣化しているのでしょうか。

私が住んでいる周辺もどん詰まりの袋小路だらけです。こうなると風水も家相もなく、少し長い目で見れば二代目、つまり三代目を待たずして家運衰退は必至でしょう。結局、その土地は疲弊して生命環境を保つだけのエネルギーを失うことになります。自動的にその上に住む人や全ての生物の活性も下がり、銀行利息なんてものは払う余裕もなくなるようになるわけです。

30,40坪程度の土地と家を住宅ローンで手に入れて、生涯働き詰めで借金を返済し、家運衰退を選ぶ人生なんて何が面白くて生きてきたのか分からない人生です。少なくとも、戦後日本の仕組みの立案者はアメリカGHQに従った時点で終わりだったのです。

20世紀、世界を不幸のどん底に落とした欧米諸国の植民地政策は世界各地で功を奏しました。特に、日本と朝鮮半島は優等生でした。その代りに、民族的な衰退は決定的となり、日本の場合は約400年以内に日本人は消滅することになるそうです。

日本も朝鮮半島も同じような経過を辿っています。農地改革を推進したのは公共が理解できないレベルで停滞した政治家や官僚だったからです。いずれ誰の目にも明らかな現象が現れ、見る人が見ればすでに実行段階であることも分かります。

アメリカにトランプ大統領が誕生したこともその流れであり、数十年前にはロシアのプーチン大統領がいて、象徴的な意味ではフィリピンのドゥテルテ大統領も現れました。しかし、劣化した公共を解さない人間が生命環境をどんどん破壊しています。それに引きずられる程度の知性がその群れが加わり、その人数が意外に多いので世の中が思いのほか停滞しているわけです。

しかし、それだと生き残る人類は多くはなく、大人はともかく子どもまで大人都合に引きずられて魂を失うのは余りに理不尽です。一人でも多くの子が地球に留まるには、まだまだ公共への理解が足りません。

公共が個人のエゴにより劣化し、法律がそれを担保する仕組みにより、どんどん生き辛くなっています。さらに、いくら公共について理解していても、実行が伴わなければ意味がないのです。誰それの子どもに関わらず、子どもが生きられる生命環境を守り育む目標は同じと言うなら、どこで線を引くつもりでしょうか?

公共のために個人所有を手放すくらい、何でもないはずです。「ここは俺の土地だから一切手を出すな!」と、いきり立つ人間だってその周辺の途切れない地脈の恩恵なしには生きられないのです。土地と一緒に意識まで断片化してしまったらどのみち未来は暗いでしょう。

まず最初に誰のモノでもない公共の前の平等から仕切り直さないと、致死的な断片化の餌食になるの私たち自身なのです。自然とともに生きてきた人々に個人所有の概念はありません。ヨーロッパが先進的だと、誰が言い出したのでしょうか?

112.腐った種(人間)は土に帰すのが一番

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114.二重の植民地政策