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106.石器時代よりも確実に豊かさを失った現代人

犬や猫のようなペットが何やら木に空いた空洞をほじって、何かを取り出そうとしているの見ました。なんという不器用さなのか、その仕草が可愛いとか言うのは勝手ですが、本当のところはどうなのでしょうか?

実際は真逆であり、不器用なのは人間の方なのです。道具をつくる行為は、ひとつ上のレベルのカタチのないエネルギーを物質世界に固定することです。何かを切るなら、堅い石を削り落としたナイフでも用は足ります。

しかし、人は今日までたくさんの道具を使い、生命時間の多くをその操作と、行為の結果を得ることに費やしてきました。道具を使いこなすには熟練が必要です。例えば、船を操縦して、精巧な漁具を使い、魚を取るには熟練に加えて経験が必要です。

しかし、それに何の問題もありませんが、人間はいつの頃からかそれがおカネに変わり、おカネを得るために物理世界にのめり込んでしまいました。ちょうど水面下に沈み、首を出すこともなく、息を吸うことも忘れてしまっています。

そして、人間は知らないうちに、意識世界の余暇時間はどんどん減り、睡眠も削り、食事もせずに働いています。そうまでして仕組みの(道具)として使われる有り様を不器用と言うのではないでしょうか?

いまから数万年前、石器時代の人間は高い運動能力を持っていました。しかし、肉体的完成度の比でないのは非物質領域で敏感に働く野生の勘があったからです。当時の地球環境がどうだったかは詳しく知りませんが、人間は狩りやすい裸のエサだったため、現代人より遥かに鋭敏なセンスがなければ生き延びることは不可能でした。

彼らは、生命環境を支えるエネルギーを敏感に感じ取るセンスを磨き、食用植物が生える原理、水、大気、光、養分について自然と理解できていました。自然に繁茂するコロニーの状態や成長度合いの千差万別を観察していました。そして、その差を決める要素は物理世界には存在しないことを知っていたのです。

彼らの中で感受性の弱い一族は、不利な場所に長く留まることになりました。やがて農耕を始めたとしても、結果は同じでした。一見肥沃に見える平原でしたが、、生物を活性化する同種的エネルギーが希薄なら長居は無用でした。

さて、多くの人を養える土地と、そうでない土地との差は日本国内でも歴然と違いがあります。物理世界の構成要素ではなく、より精妙なエネルギーを感知できなければ死活問題になりえます。

もし当時の石器人を(現代人)に置き換えたら、必要な食糧は瞬く間に枯渇、数年で絶滅することになります。つまり、肥沃の循環をつくり出すエネルギーが希薄な場所は弱肉強食が支配するエリアであり、ボーッとしていたら命はないでしょう。

石器人は、道具は最小限度でできる限り手足、五感、その延長線上の意識を使ってきましたが、現代人は真逆です。生命環境を蝕むあらゆる道具や仕組みに埋もれて暮らしているからです。あらゆる誘導プログラムから距離を置き、できるだけ自然の残る場所に身を置き、何もない時間をつくるべきです。

何もない時間を埋め尽くす波動エネルギーのただ中にある人間がニュートラルを取り戻すことができます。それを忘れたら、生命環境に関係するセンスは急速に萎み、「戦争をするため軍備を優先せよ」と平然と言い放つ人間が出てくることになるからです。

道具が進化するのは当然のことで、この先も際限なく進化するでしょう。ただし、方向性は現在とは真逆です。未知の精妙なエネルギーを感知する道具ですが、そのモノには何の機能も付いていません。しかし、人間の意識が加わると物質波動を上げてそれ自体が変容します。

話は変わりますが、我が子をエリートコースへ乗せようとする親を見ると20世紀の時代を連想させます。彼、彼女自身、依って立つ意識の軸がなく、まさか半世紀の幻に価値があると信じているからです。とても不器用で、見るに忍びないとは、正にこのことです。

この戦後72年、ほとんどの人は、生命環境に関わるセンスを忘れてしまいました。これでは、この先、我が子ども共々貧乏くじを引くのは必定となりそうです。なぜなら、時代時代のウェーブの中で、体制に忠実な人間に白羽の矢が立つ巡り合わせが半世紀ちょっと続いたに過ぎないからです。

弱肉強食の仕組みは、大多数の無力な生物を囲うことで成立しています。特に誰しも、自分がそのひとりだとは露程も考えずに生きているのが日本人です。人に必要な資質の中で、最も忘れ去られたのが、自然循環の巡りを感じるセンスですが、実際にはこれなしでは生きていくことができません。

あらゆる病気は自然治癒力が直します。医療は本来、自然治癒力を引き出す環境維持施設であり、しかし自然循環の巡りを感じるセンスを忘れた人間は我が身を薬物医療に委ねています。知識、教養、思いやり、全ての軸にあるセンスを捨て去ることはできません。そして、複雑な機械を使いこなすセンスも役に立ちます。

音や光を扱うセンスも同じで、それと引き換えに、自然循環の中で生命循環を守り育み、必要以上に損なわず、バランスの乱れに気づくセンスを失っています。「物理世界以外のセンスは生存条件から除外しても生きられる」と、誰がそう助言したのでしょうか?

政府でしょうか?厚労省の官僚でしょうか?広告代理店でしょうか?テレビや新聞でしょうか?学校の先生でしょうか?誰もそんな助言はしていないと言うに決まっていますが、現代人は、あまりにも不器用で無防備なのは明らかです。かといって、楽天家でもないようです。

猜疑心や不安で一杯で、本当は誰も信じられない、そして自分も信じられないというのが現代人なのです。本当の石器時代はむせ返るような自然の巡りのただ中にあっただろうと想像できますが、しかし、現代を生きる多くの人類は、豊かさを失った石器時代を生きているのです。

105.明治維新時の廃藩置県を採用し、改めて廃県置藩とするべき

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107.悪いモノに支配されない生き方