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105.明治維新時の廃藩置県を採用し、改めて廃県置藩とするべき

ここ数日、久しぶりに様々なサイトを見ましたが、落胆する情報ばかりでした。中央集権と中央銀行の解体もどうやらそれも無理なようです。

かといって、これまでと何ら代わり映えのしない中央集権政党政治で選挙をしても無意味であり、中央集権の中枢にメスが入らない限り、何をやっても植民地体制は揺るがないというわけです。日本の場合、明治維新時は中央集権を強化する意味合いで廃藩置県を実施し、諸藩に巣食っていた寄生虫の退治を行いました。

明治維新から始めた中央集権制は、しかしもう命脈が尽きたというべきです。ここで改めて必要なのは、地方分権であり、廃藩置県ならぬ「廃県置藩」なのです。

それにより、価値観が変わり、仕組みがそれに追いつき、同時進行で好循環が生まれました。無駄なものや不要なもの、百害あって一利無しの中央集権などは勝手にいなくなるのではないでしょうか。

人類は、気候風土の違い、あるいは慣習や継承された民族の伝統によって住み分けてきました。基本は小さなコミュニティーであり、地続きのコミュニティーやエリアは分散しても、同じ属性でつながるコミュニティーもありました。

企業組織も一つのコミュニティーであり、集団が一つ一つの集合体をつくることに変わりはありません。それぞれが1000から5000名程度のドーナツを形成しています。これをいくつか集めて2万から5万名規模の村としています。さらに、これを集めて行政をつくったのです。

生活に密着した行政は藩の管轄であり、中央と県は廃止し、藩に置き換えるので廃県置藩と呼びますが、藩は20万人~50万人が一単位になっています。人気のある藩は人口が増加しますが、人間の移動は原則自由です。

しかし、中央には何もありません。なぜなら、藩の代表が必要に応じて会議を開けば事足りるからです。しばらくの間、警察や自衛隊はいずれの藩からも独立した位置に置かれ、緊急事態や問題解決に当ります。ただし、将来的には常雇い人数は大幅削減します。やがて、そのような機能は必要なくなります。

まずは、数千兆円もあったとされる日本人が収奪された資産を賠償金として取り戻し、一律均等に再配分し、同じ条件でスタートすることです。次に、日本の国土を保護地区、環境再生地区、開発可能地区、住宅または商業地区に分け、各家庭の住宅敷地面積は最低でも100坪以上にします。

また、道路や鉄道、高圧電線などの両サイドは原則100メートルの緩衝地帯を設け、河川の両岸も川幅の少なくとも10倍、大きな川では数キロメートルの緩衝地帯を設けます。同じく海岸線から数キロメートルは一切人の手を加えません。当初は、松などの砂防林等、樹林造林を行うが以降は自然に任せます。

山側の制限は環境条件によりますが、ほとんどが環境再生地区になります。ここで許される活動は非耕起型栽培のみです。さらに、そこから人里に至るエリアに然るべき緩衝地帯を設けることで、野生との折り合いをつけやすくします。

さらに、現状の貧困な土地制度は全廃し、公共意識がない不動産取引で儲けられる時代を終わりにします。全ての土地は公共であり、個人所有者は不可にします。土地を管轄するのは藩と最小行政単位のメンバー全員です。

銀行ローンで狭小土地住宅を量産する不幸を止めないとこの国の貧困は止まることはないでしょう。その理由の最たるものは、最低でも敷地面積が100坪以上ないと方位が取れないことです。方位や風水など地脈、気脈のエネルギーに留意して建物を建てます。

採光や道路の向きで方位無視のギリギリ建築しか出来ない土地には何の価値もありません。家の広さとや内装は二の次であり、健康に暮らし、子孫繁栄するには方位のおかしな家を避けるのが一番です。

敷地の東西南北、その中のどの位置に建てるか、それぞれの部屋が最適な方角に配置できたかで、それだけで寿命が伸びるはずです。さらに老化が防げ、子どもがすくすくと育つでしょう。現在の宅地事情では人々の健やかさは半減以下になり、むしろ、そこから逃げ出した方が何倍か健康増進になります。

言うまでもなく、生命環境の第一拠点は住居です。そこから変えないと日本人の繁栄はまず望めません。では、なぜ、こんな酷い生命環境に日本人は甘んじているのでしょうか?

それは、皆知らないからです。たった100年前なら当たり前だった生命環境を守る日本の住宅の作り方をすっかり忘れてしまったのです。それよりもしゃれたインテリアや燃料電池でエネルギー住宅などがもてはやされています。

そもそもエネルギー住宅などは昔からあります。1%に支払う利子稼ぎのために健康減衰住宅ローンに人生のほとんどを費やし、汚れた空気がこもる高機密高断熱住宅でインフルエンザ予防をしたことで全てが裏目に出ているのです。これも敷地の狭さに由来するものです。

現在の住宅に住むなら、室内空気環境の酸性化対策なしには厳しいでしょう。室内空間は、静菌環境が最低条件であり、酸性環境は生き物が過ごす空間としては最悪です。それには室内にマイナスイオンではなく、電子そのものが不可欠だからです。

家(寝室や個室)は基本小さくても構いませんが、それには方位が大切になります。さらには、ゆとりある土間の復活により、水回りを独立させて切り離すことができるのです。土間は洋の東西を問わず、戸建のスタンダードです。

人間は自然循環と一体化してこそ健やかな人生を送ることができ、コミュニティー単位の見直し(公共の見直し)をすれば、現在とはまったく違うライフスタイルになるでしょう。しかし、今の住宅事情は決定的に公共意識が欠落しています。

人々は生涯をかけて人口の増える地域ではスラム街を、人口が減り続ける地域ではゴーストタウンをせっせとこしらえているように思います。この先20年後、50年後、そこに残るものは一体何でしょうか?不幸だけです。

自然循環と公共意識の標準化がスタンダードになれば、現在この国に巣食う代理勢力はあっという間に消滅し、回り道のようでも基本の仕組みを正常化するには、住まいとコミュニティーのあり方の仕切り直しが必要なのです。

104.原因があるから結果がある(Cause and effect)

INDEX

106.石器時代よりも確実に豊かさを失った現代人