EUの雄ドイツ銀行が破綻に突き進んでいます。しかし、スペインやイタリアの銀行なども相当ヤバいと言われています。ここで大事なのは、そう言いながら普通の人々の暮らしはさほど変わらず続いていることです。
足下の仕組みさえしっかりしていれば、中央政府や大企業の本社があってもなくても同じだということを日本人は気づき始めているようです。つまり、バベルの塔からもう一歩踏み出すと、中央なんて必要のないことに気づくのでしょう。
政治家や大企業の莫大な利権はどうするのでしょうか?彼らが一般市民に返すとは到底思えませんが、返してもらうしかないでしょう。それができないなら、刑務所行き直行にすべきです。わかりやすいのは中央や本社の背後には必ず国際金融カルテルがいます。
すでに金融新体制が動き出したとの観測があります。アメリカに寄生してアメリカ国民の利益を喰い散らかして巨大化した私的銀行は排除されています。もっとも、この間の経緯をつぶさに知られたら、巨額の補償や賠償問題、あるいは国際的な問題が次から出てくることになりますが、これは秘密裏に、しかも迅速に行われています。したがって、一般市民は何も知らないのです。
世界的な大企業や超富裕層が国際金融カルテルと持ちつ持たれつの関係を結んで来たのは、一重にインサイダー特権に預かるためです。一定以上の資産家(1000億円以上)になれば、国の制約は取り払われるようになります。いわゆる租税回避、タックスヘイブンですが、有利な情報がいくらでも集まり、しかも無税で蓄財し放題ができるようになります。
彼らにとって中央政府や大企業、あるいは中央集権は利用価値の高い仕組みです。なぜなら、その背後に国際金融カルテルがくっついているからです。つまり、各国の中央集権の役目は擬態のための造花のようなものです。あるものは黄金の獅子に白銀の羽根、オオワシを模した偶像を中央集権のシンボルにします。各国のお札に印刷された人物、建物、自然の風景はいずれも擬態のシンボルです。
日本は国際金融カルテルが取り付く偶像を準備しました。民族系銀行も再編し、詐欺金融の傘下に入らんと待ち構えてます。早い話、中央集権の連中の仕事は寄生虫に言われるがまま右往左往するメイドのようなものなのです。首相、大臣が翌日絆創膏だらけで登庁してきます。寄生虫の機嫌が悪いといきなりケツを蹴り上げられますが文句の一つも言えません。
日本の場合、明治維新以降かれこれ150年以上、そして第二次世界大戦以降70年間も続けさせられています。大事なことはその他大勢、我々がどうすべきかです。スペインのように中央がどうなっても気にせず、気の済むまで寄生虫と運命にするしかないのです。
大事なのは足下(最小行政単位)です。なけなしの税金は直接足下に払います。中央は徐々に干からびていくのですからそのままほっておけばいいのです。足下の行政も遠からず中小企業やNGOに切り替え、市民参加を前提にすべきです。意思形成も市民の意志が軸ですが、若者中心が取りまとめるべきです。職業役人や管理職はもはや必要ないのです。
これから中央集権はどんどん消えていくでしょう。寄生虫だって、弱い中央集権にしがみついても美味しい汁は吸えないのです。仕組みが消えるのが先か、寄生虫が逃げ出すのが先かでしょうか。
その他大勢は痛くも痒くもないし、随分と風通しがよくなって、無駄な国家事業もなくなって清々するでしょう。ついでに寄生虫銀行も共倒れするので、素性のいい銀行的な役割(仕組みの中で生まれ変わる)新しい組織が活動をはじめるでしょう。
中央の司法ではない(真実を明らかにする組織)によって、過去の犯罪は隅々まで明らかになります。膨大な中央集権の膿、負債、横領の顛末は、精々取れるとことから取り返して、税負担を軽減するに越した事はありません。
国によって事情は違いますが、日本国民の40%以上が中央集権にぶら下がって生きているのです。ぶら下がりが多ければ多いほど、その後の復活は困難を極めます。寄生虫なしには存在価値が主張できないくせに、彼らも一応人権を主張します。そのぶらさがり、そのまたぶらさがりまで口を揃えて主張します。
こうなると、フィリピンの現大統領のように、一時的には鉄拳制裁も辞さぬ覚悟で臨まないと無理かもしれません。なぜなら、軍隊とか警察とかのお仲間を総動員して権益を守ろうとするからです。ぶら下がりの分際で、その他大勢に歯向かうもその頃には寄生虫はいないので、面倒なのでまとめて干し、干からびかせるのです。日本はその可能性が高い国の一つなのは間違いありません。 |