大阪梅田事業所新規オープンにつき
語学カウンセラー兼内勤営業のオープニングスタッフ募集!
貴方の語学力を是非当社にてご活用下さい!
アトラスについて 採用情報 採用地域
  • 北海道札幌市
  • 東京都 横浜まで通える方
  • 神奈川県横浜市
  • 愛知県名古屋市
  • 大阪府大阪市(急募)
  • 地域外の方は一度ご相談下さい。
    Iターン・Uターンの方歓迎
日本に住む若者(若い友人たち)に伝えたいこと。これから数年で起きること、日本がすべきこと!

 

 27. 経営者(リーダー)と社員(フォロワー)との間の埋められない溝

今回は、私がこのサイトの趣旨にあった方向性の中で今、この方にお会いしてお話を聞いてみたいと思う方の言葉について考えてみることにしたいと思います。

つまり、この世では、「必要なタイミングで、必要な人と必ず会うべきして会うようになっている。」と、そんな意味で書いてみます。

急ごしらえのビジョンは、なかなか組織には浸透しないものです。なぜなら人は、「何かを浸透させたい」と願うものですが、「浸透されたい」とは願わないからです。せっかく考えたビジョンも、職場の会議で数分紹介されるだけに終わることが少なくありません。

困った経営者は、数人の社員を連れ、自ら現場に出向き、ビジョンを熱っぽく語ることになります。あるいは、高額な費用をかけ、手帳やポスターなどを作成して社員に配布します。朝の始業前や、全社の会議などで、事あるごとに唱和することも求めるようにしているところもあります。

しかし、経営陣が熱くなればなるほど、現場の目はますます冷ややかになっていきます。「上から唱和せよ」と言われれば、職務命令ですから、大きな声を出します。しかし、誰一人として、その言葉が腹に落ちている人はいません。誰一人共感できていないビジョンを唱和するというお寒い状況が生まれます。それでは経営者は一体どうしたらいいのでしょうか?

経営の神様と言われたパナソニック(旧松下電器)創業者の故松下幸之助氏は、毎年正月に全社員を集めてビジョンを語っていました。そこで示されるビジョンは、どちらかというと、「シンプルだけれども非常に難解なもの」だったといわれています。どうとでも解釈可能なものが多かったようです。

重要なことは、松下氏がビジョンを語り終わった後でした。全社員参加の会議が開かれ、「社長の言っていたことは、こういうことだったのではないか?」「いや違う。社長はきっと、こう述べたかったに違いない」と、松下社長の示したことを相互に解釈する会、ビジョンを語りあう会が開かれたそうです。その上で、今年1年をどのように過ごすか、自分の仕事のあり方、自分の職場のあり方を見直していたと聞いています。

松下氏はビジョンを語ることを晩年まで放棄しませんでした。しかし、そのビジョンをいかに解釈し、腹に落とすかは現場に委ねられていたのです。

とにもかくにも、まずは経営者にビジョンがなくては始まらないことが分かります。しかし、それはきっちりしたものよりは、解釈の可能性を残すものであって良いのだと思います。より重要なことは、ビジョンとは現場の多くの人々の「センスメイキング」によって腹に落ちるということです。

つまりビジョンとは、組織メンバーの相互の解釈の中で明らかになり、達成されるものだということです。経営者ができることは、「相互解釈のためのタネ」と、「タネを解釈し合う場をつくること」なのではないでしょうか。そして、ビジョンとはそれぞれの立場で解釈され、それぞれに実施されて初めて、効力を持つものなのではないでしょうか。

要するに、経営者がいかに高尚なメッセージを送っても、社員たちの腹に落ちなければ意味がないので、腹に落ちるためには社員たちがそれぞれに解釈することが重要になり、その上で初めてビジョンは実現され、意味が出てくるというわけです。

このような議論をいきなりしてしまって大変申し訳ないのですが、日本でも本格的なインフレが始まり、さらに不景気の中、果たしてこれほどまでに悠長なことを言っていられる企業経営者の方々が一体どれほどいるでしょうか?コミュニケーションを良くして、まずは繰り返し説いて、それで社員たちが理解し、動くまで待つというのが本当にあるべき姿なのでしょうか?

いずれにしても、企業経営とは経営者自身が考え、それこそ腹に落ちたことを果敢に実施していくのでなければ絶対に前に進みません。そして結局のところ、経営者と社員との間の埋めがたい溝という永遠の命題に帰着していくのです。

26. 企業とは、拡大することよりも続くことの方が大切

INDEX

28. サラリーマンや公務員の社会工学的な発想は意味を持たない